人の成長により対応を変える◇


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人の成長により対応を変える(2016年8月5日の朝礼より)

この項目は私が野村克也さん、阪神タイガースとか
ヤクルトスワローズとか、最終楽天イーグルスで
監督を務めた野村克也さん。

古田敦也捕手を育てたり、阪神時代は新庄を育てたり、
楽天時代は大リーグにいる田中投手を育てたりということで、

野球界の中で画期的なデータによる野球、
IT野球を提唱して、非常に緻密なデータに基づく
野球理論をお持ちで、野村克也さんの解説をきくと
非常に論理的でおもしろい解説をされています。

選手時代も素晴らしい成績を残されて、
その人の本を読んでこのフィロソフィーを作りました。

野村さんがどんなことを言っているかというと、
人を動かす3つの方法を言われています。
ひとつは「論理」で動かす。
もうひとつは「利害」で動かす。
もうひとつは「感情」で動かす。

人のタイプによって、僕が思うには、イメージでいえば、
たとえば専務は「論理」が大きく、「利害」「感情」が同じくらい。
常務は「感情」が大きく、「利害」と「論理」が同じくらい。

専務にものごとを話すときは、論理的なことに基づいて話さないと納得しません。
たとえば携帯電話を買うときに、専務は論理的に納得しないと買いません。
常務はまわりにキラキラがついていたら買います。
中の操作よりもキラキラが大事です。

たとえば営業がプレゼンテーションをするときも同じです。
専務的なタイプの人にビフォーアフターの写真を
延々見せても心の中では「なんでそうなるの?理論を早く教えて」となります。

常務に論理的なことを延々と話すと「それはいいから結果どうなるの?」となります。
見極めてプレゼンテーションのボリュームの厚さを変えていかないとマッチングしません。

野村監督は阪神時代にたとえば新庄選手を育てるのに
どうしたかというと、利害というのは損得関係ですから、
自分が年俸を決めるわけではないので無理だと。
論理で動く選手でもない。

ということで、感情で動かしたと著書に書いてありました。
簡単に言えば、新庄選手に楽しく野球をやらせました。

人を動かすためにどの部分が一番ささるのかを見極めていく。
もうひとつ、人の能力に応じた3つの接し方というのが
著書の中にあって、無視、賞賛、非難というふうに書いてまります。
この項目をフィロソフィーにアレンジしました。

論理、利害、感情、これを見極めて人を動かせたとしても、
その人がこちらの期待する活躍をしてくれるかは別です。
なぜならは人の能力はスピードに違いがあるからです。

監督時代私は、無視、賞賛、非難というやり方で
選手を育ててきたというところは至るところで話しました。

この方法は今こそ効果的ではないと思っている。
私がそうだったように、周りからなんとかして認められたい、
そのためには何をすればいいのかと考えることから人間の成長は始まる。

とすれば、箸にも棒にもかからない段階の人間は無視すればいい。
褒めて伸ばせとよく言われますが、どう考えても褒められない人もいます。
たとえば何回も同じミスをしたり、ミスったことに問題意識を持たない人です。

そもそも問題意識を持たないから同じミスをするわけです。

小山社長も1回目はいいけど、2回したらダメだ、3回したらバカだと言っています。

それなのに、そんな人がたまたまいい仕事をしただけで褒めるのは
甘やかしの極みだし、ナメられるし、他のチームメンバーの悪影響になりかねません。

褒めるのもやたら褒めればいいというのではなく、
周りの影響も考えて褒めないといけない。

人の上に立つとタイミングも難しく、野村監督はどうしたかというと、
その人を観察しつつも無視し続けるべきだと説いています。

最初、まーくんもそうでした。
最初は見守っていました。
観察し見守る、それをちょっと言い方を変えて無視。
そして、問題意識を持って取り組み考えぬいた末で出た結果は賞賛する。

たまたまラッキーでうまくいったことは、たまたまです。
問題意識を持って取り組んで、考えた末の結果は褒めてあげる。
「よく考えてやったね」と褒める。

さらにワンランク上を目指すべきタイミングになったら非難する。
このステップは指導者としてちゃんと意識すべきだと。

期待があるから非難します。

まーくんがまだ楽天にいた頃、まーくんは神様、素晴らしいと言っていましたが、
だんだん言い方が変わってきて、最後は野村コメントという
すごくおもしろいコメントをするので、記者の人が
「今日の野村のひとこと」みたいなのでインタビューに行くわけですが、
言葉尻がたしかに変わってきています。

最初はまーくんのことを褒めていましたが、
だんだんと大リーグに行く前の頃になると
「あそこであんな球を投げるのはバカだ」というようなこととか、
結構厳しいことを言っていたのを、この本を読んで「なるほど」と思いました。

人の成長に合わせて接し方を変えるということで、
野村監督は無視、無視というと誤解があるかもしれませんが、
観察して見守るということです。

褒めるタイミング、たまたまうまくいったことを褒めてもダメです。

非難という言葉を使っていますが、叱るということは期待の証だと、
人の成長度合いによって変えていくということが大事だということで、
このフィロソフィーを作りました。

奥迫 哲也

ドクターリセラ
代表取締役社長

奥迫 哲也TETSUYA OKUSAKO

「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事

1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン2875店舗(2018年8月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。

 

 

 

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