目的と目標◇


退職申請目的と目標(2016年5月30日の朝礼より)

フィロソフィーの項目で目標と目的がありますが、
「目的」とはなんですかというと、「的」ですから、
「最終ゴール」で、言いかえれば「ビジョン」ともいいます。

ビジョンとは何かというとビジュアルです。
こうありたい状態、こんな状態になりたいという映像化できる状態がビジョン・目的です。

たとえば職場におけるビジョンということで、
自己成長ノートに書いてる人もいると思います。

新入社員には最初僕が細かく説明しましたが、
もしきっちり書けていない人がいたら改めて見なおしてもらいたいと思います。

皆さんには職場ビジョンを作ってもらっています。

職場ビジョンってなにかというと、
例でいうと、お客様とどういう関係を作りたいか。

お客様に社内で一番信頼される社員になるとか。
お客様とどんな関係を作りたいかという視点で見るのもいいですし、
社員同士でどういう関係を作りたいかという
視点で見るのもいいです。

たとえば社内で一番頼まれごとの多い人になるとか。
そういう視点から、職場ビジョンを
自己成長ノートに書いてもらっていると思います。

次に、目的と目標ということで、目的はビジョンともいえますが、
目標は数値化できるものです。

できたかできてないかわかるもの。
マルかバツがつけられるもの。
これが目標です。

目的を達成するために目標を作る。

たとえば僕のゴルフでいうと、目的は何かというと老後の健康、
僕が所属している枚方カントリークラブというところ、関西で5本の指に入る名門ですが、
90歳のメンバーが2人いらっしゃって、週2回ラウンドされています。

歩くだけでもすごいのに、ゴルフができるという、
そういう姿を見ると、90歳になって自分も週2回ゴルフができたらいいなという、
これがビジュアルです。

目標ってなんですかというと、そのためにスコア100をきる。
その次は90という、数値化できる目標を立てています。

僕は1年目で100切りという目標を立てました。
100を切るのは全ゴルファーの30%らしいです。

じゃあどうせだったら100を切りたいと、
月1回ラウンドに出て1年で100切りという目標を立てました。

そしたら1年後にマルかバツかがつきます。
切れなかったらバツ、切れたらマルです。
ちなみに8ヵ月でできるようになりました。

今度2年目になって、1回でいいから80を出したい。
マルかバツか、ここで目的と目標を入れ替えて、
ゴルフというのは唯一審判のないスポーツです。

自分が審判です、なのでごまかせます。
なので紳士のスポーツと言われています。
数値にこだわりすぎてごまかす人もいます。

ボールがなくなって、ロストボールをしたら、ポケットから出したりします。
これを業界用語で卵を産むといいます。
それは本末転倒です。

なんのためにやってるのか、プロじゃないでしょう。
ということが、仕事でも起きます。

目的と目標、目的はなんなのかということをしっかり持つことが大事です。
そのための目標です。

ドクターリセラでいえば、目的、ビジョンはなんですかというと、経営理念です。
安全で結果の出る製品を提供して、積善の人づくりをして
美と健康と地球環境に貢献する、これが目的です。

そのために、どれだけ幸せの輪を広げるのかというところで、
目標の50億を頑張ろう、60億を頑張ろうと。
これが目標です。

でも60億のために粉飾決算をしたり、売上を架空にあげたり、
そういうことをしてしまうと目的と目標が、
本来は目的を達成するため、幸せの輪を広げるため、
数字にこだわりすぎるとそうなってしまう。
というのが、有名な企業でもありました。

個人レベルでもちゃんと目的をぶらさない人ということが大事です。
なんのためにエステティックサロンをやるのですか?
1000万達成するためではないはずです。

お客様にきれいになっていただき、喜んでもらうためです。
リセラ流に言えば、幸せな人を増やしたい。
たぶんこんな感じのサロンさんが多いと思います。

そのための目標が、月1000万のサロンにしよう、これが目標です。
目標と目的をはき違えて、1000万にこだわってしまって最終1000万という。

数値にもこだわる必要はありますが、他のフィロソフィーにもあった通り、
嘘をついたりごまかしたり、これは本来と目的を達成するためにやってるんじゃないですか?
ということになります。
バランス感覚が非常に大事になります。

目的、ビジョン、もしくは夢とも言い換えられますが、なかなかないという人もいます。

これを持つために、こういう発想もあります。
「不平・不満の解消」も夢になります。
たとえば、目的、ビジョンが明確に持てない。

じゃあ不平不満はありますか?
不平不満はありません、というと困るのですが、不平不満はあります。

たとえば家が狭い。いい車に乗りたい。もっとお金がほしい。
これが不平不満。

家が狭ければ、広い家に住むのをビジョンにしたらいい。
それを数値化して3LDKとか。
目的はなんなのかというと、幸せな家庭を持つためです。
とかいうのが目的になります。

目的は何で、そのための目標が3LDKの家に住む、いつまでに。
目的と目標をしっかり自分で明確にすることが大事です。

それでもなかなか目的や夢が持てない人も中にはいます。
でも大丈夫です。

そういう人は何かというと、頼まれごとをしっかりこなしていく。
なかなか今持てないという人は、目の前の頼まれごとを、
コピー1枚とるのでもしっかりやる。

そのうち、この仕事楽しい、これで一番になろう、というふうになります。

たとえば、勉強の目的は何かというと、豊かな人生を築くためとか、
社会に役立つ人間になるためとかが目的です。
目標が何かというと、いいところに就職したり、テストでいい点をとるのが目標です。

ちなみに女子ソフトボール北京オリンピックで金メダルを取りましたが、
彼女たちの目的はなんだったかというと、金メダルではないです。

金メダルは目標でした。
目的は、オリンピック競技としてソフトを残したい、
そして子供たちに夢を与えたい。

ソフトボールが存続の危機でした。
ソフトボールがオリンピック競技でなくなる。

そこで自分たちが夢と感動を与えてオリンピック競技を残したい。
そのために金メダルを取ろうよというのが目標でした。

なでしこジャパンはどうだったかというと、
ちょうど震災の後でした。

彼女たちも目標は金メダルだったのですが、目的をしっかり持っていました。
目的をしっかり持ってる人は強いです。

震災後の日本に勇気を与える。
だから、震災の映像を前日に見て頑張ったそうです。

あと、浅田真央さんは何かというと、目的はフィギュアスケートを通して
感動と笑顔を与える。
目標はもちろん金メダルで、数値としてはトリプルアクセルの成功率80パーセント以上、
下半身の筋力を5パーセント強化というのをあげて、
そのためにルーティンチェック表で筋力を5パーアップするために
筋トレを腹筋何回とか、筋力アップを5パーアップをいついつまでにする。

そうした結果、トリプルアクセルが80パーセント成功するという
目標レベルのものを掲げて金メダルをとる。

だけど、その先に見てる目的というのは、フィギュアスケートを通して
夢と笑顔を与えたいという、そういうのが彼女の根底にあります。

一方、キムヨナさんは国のすごいプレッシャーがあって、
彼女は金メダルしかありませんでした。

金メダルを取ったあとにどうなるかというと、
燃え尽き症候群になります。
金メダルを取るのが目的でした。

浅田真央さんは取れなくても悔しいですが、そのあとも
フィギュアスケートを通して感動と笑顔を与えたいというのを
持っていますから、違うわけです。

じゃあ、実例をあげましたが、環境整備の目的はなんでしょう。
目的は気づきのレベルを上げるとか、仕事のやり方を学ぶ。

床の汚れが取れないときは工夫してPDCA回して、
Aという洗剤で落ちなければBで落としてみる。

この改善するやり方を学ぶのが環境整備です。
今は各部署で点数をつけていますが、以前はこの点数が
評価と連動していました。

しかもウエイトが大きかったです。
だから目的が120点取ることでした。

福岡に行ったとき、今日はサロンの先生が来られるときに
環境整備があまりできていませんでした。

環境整備点検で行ったときはむちゃくちゃきれいです。
これはちょっと違うでしょう、ということです。

働く目的はなんでしょうということで、
たとえば自分の成長とか、人の役に立ちたいということで、
会社説明会でも話しています。

そのための目標が昇進とか昇格とか、営業成績です。
さっきのゴルフの話と一緒で、営業成績を上げるために
キャンペーンをうちまくるとか、ときにはそういうこともありますが、
本来は「あなたの言うことだったら信用して買う、
あなたから買いたい」と、そういう自分になるために成長していくというのが
働く目的です。

ドクターリセラの目的、理念は、安全で結果の出る製品を提供するということなので、
手嶋さんも苦労して製品づくりをしてもらっていますけど、
酔っぱらうと愚痴が出てしまいます。

「防腐剤ちょっと入れたら楽なんですけどね」
「鉱物油ちょっと入れたらリップも曲がらなかったんですけどね」
だけど、会社の目的はそうではないので妥協せず仕事に取り組んでいきましょう。

奥迫 哲也

ドクターリセラ
代表取締役社長

奥迫 哲也TETSUYA OKUSAKO

「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事

1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン2875店舗(2018年8月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。

 

 

 

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