-
-
-
- 奥迫 哲也
- 2010.01.20
- フィロソフィー
肩書き(1月19日朝礼より)◇
2008年度新入社員の片柳さんが入社から今に至るまでの軌跡をまとめたDVDを会社説明会用に作成しました。
朝礼でその映像を見ましたが、片柳さんは一時期悩んで、
自分は営業に向いていないんじゃないかと苦しんだときがあり、
その後大きく成長することができました。
それは、あるサロン様からの大きなクレームを頂いたことがきっかけです。
営業部は代理店のサロン様に訪問してフォローをしますが、
ある日片柳さんはサロン様から、「片柳さんに言ったことが会社に通じていなかったり、
フォローもしっかりしてくれない。社長と直接話がしたい」と、
非常に大きなクレームを頂いたことがありました。
その頃ちょうど江津コールセンターの立ち上げのときで、
わたしは島根県の江津市にあるコールセンターからそのサロン様にご連絡をしたことを覚えています。
その後私が東京に行ったときに、片柳さんはちょうどそのサロン様に訪問する日でした。
しかしそのサロン様に訪問することを、片柳さんからではなく他の社員から聞いて、
わたしはなぜ朝会ったときに言ってくれなかったのかな、
「以前社長に電話していただいたところに訪問するんです」と
言ってくれたらよかったのに、と思いました。
そういうことがあり、東京支社のメンバーと食事に行ったときに、
彼が何故そうしたのか話を聞きました。
片柳さんは「自分のミスで上司の手をわずらわせるのが申し訳ない」と、
わたしに対して遠慮をしていたのです。
それから片柳さんは自分で書いた「報告」という文字を携帯電話の待ち受け画面にし、
報告は徹底することを自分の課題にしました。
そして、片柳さんの上司である藤田真弥さんが個別でフォローをして、
片柳さんもそれに応えるように仕事の改善を行いました。
今現在、彼は福岡支社に転勤して、営業部副主任として一人前になって活躍しています。
何かものごとが起きたときに、上司に報告しますが、
「自分のことで申し訳ない」と思うのではなく、会社として何が一番大事なのかを考えることです。
お客様に迷惑をかけずにお客様に喜んでもらえ、
「多くのありがとう」をいただけることがわたしたちの誇りです。
そのためには、上司はどんどん活用して下さい。
先日、営業部のブロック長ミーティングをして、いかに営業部を伸ばしていくかということを話し合い、
取締役の手嶋さんからも意見を頂きました。
手嶋さんは「役員・社長を活用することを申し訳ないと思わず、どんどん言ってください。」と仰っていました。
一番大事なことは、お客様に喜んでもらうこと、
そしてリセラが発展して、幸せの輪が広がっていくことが目標です。
自分が起こしたクレーム、トラブルを上司に言うのは悪い、ということではなく、
上司が「こいつうるさいな」と思うくらいに報告・連絡をする。
そういう人が信頼されますし、社内の人にできないことは、社外の人にもできません。
会社をよくしていくため、会社を変えるために上司にどんどん報告、連絡、相談をして、ときには役員にも伝えて、会社を変えていきましょう。
昨日経営者セミナーがありました。
あるサロンのオーナー様から「社員さん感じがよいですね。
営業に来られた方がすごく感じがよかったのですが、
次に来られた方もとても感じがよかったので、どういう経営方針で、
どういう教育をされているのか、経営者セミナーに学びに来ました」と仰っていただきました。
嬉しいお言葉です。
「3.4年前から比べれば、リセラ変わりましたね」と、古い付き合いの先生方は言ってくれていますが、
今はショップチャンネルや全国CMなどで知名度が上がり、
お客様の求めているレベルも高くなっているので、
わたしたちのレベルが上がっていると感じていても、まだギャップがあります。
いろんな業務をやる上で、必ず問題は起きます。
問題が起きないほうがおかしいです。
それをいかに改善していくか、ひとつひとつ愚直に改善してくしかありません。
今ドクターリセラは若い組織で、会社にとっていちばん大事な時期です。
自分ひとりでできないときは上司に相談して、ときには役員、社長に相談して、
皆で会社を変えていくようにしていきましょう。
-
ドクターリセラ
代表取締役社長奥迫 哲也
「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事
1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン2875店舗(2018年8月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。