足るを知る(2018年8月20日の朝礼より)

足るを知る(2018年8月20日の朝礼より)

悩みがない、なんの苦しみもないという人はいないと思います。
悩みとか苦しみはどこからくると思いますか?考えてみてください。

なぜかというと、欲望があるからです。

わかりやすい例でいうと
軽い悩みで言えば、ゴルフが上手にならない。
壁があってもう一歩上手になりたい。

なんでかというと、自分が満足していないからです。
もっともっとという気持ちがあるからです。
悩みとか苦しみっていうのは、欲があるからです。

ですが欲をなくせと言ってもなくならないので、
僕の好きな言葉は”少欲知足”なのです。
少しの欲で足るを知るということが大事だと思います。

それを斉藤一人さんがわかりやすくおっしゃっています。
銀座マルカンの創業者で書籍が当社のライブラリにもたくさんあります。
株や土地の利益ではなく事業だけで日本一の納税額を達成しています。

軽自動車で全国を行脚して観音様参りをしています。
その際に製品名を考えるそうで、
有名な製品でいうと「スリムドカン」などあります。

例えばご飯を食べるとき
定食屋さんに通うのが好きで
さんまの塩焼きなどを好んで食べる。

その時に「自分は泳ぎが苦手で海で泳げないのに
海の魚を食べられるなんて、なんて幸せなんだろう。」と思うそうです。

ごはんを食べながらでも、
「自分は田植えも稲刈りもしたことがないのに
ごはんが食べられるなんて、なんて幸せなんだろう」
と思ってチップを置いていく。

お金を払うから偉そうにするんじゃなくて、
本当に美味しかったらありがとうという意味でするそうです。

斉藤一人さんのお弟子さんの本もたくさんあります
その中でも斉藤一人さんの行動が書かれています。

高速道路を出るときに、今はETCで自動化されていますが、
料金所の人に「ご苦労様、ありがとう」と言う。
そういうことを普通にされているそうです。
まさに足るを知るです。

少しのことで足るを知る人は幸せなわけです。

苦しみとか悩みとか、少しだけ話します。
これは宗教の話ではなくひとつの勉強の話です。

アメーバ経営の創始者である京世良の稲森和夫さんも
仏教を深く勉強されています。

経営にも仏教を活かしていて
60歳を過ぎて仏門に入られています。

お釈迦様、ブッダともいいますし、
正式名ゴータマシッダールタといい、インドの皇太子殿下でした。

この人がずっとそういう中で大事に大事に育てられていましたが、
あるとき外に出る機会がありました。

そうすると現代もそうですが
病気で苦しんでいる人がいたり、汚い場所があったりする

そういう現実を皇太子殿下であったブッダは初めて見て、
世の中には自分が今までいた世界とは違う
こういった苦しみとか、いろんなことに満ち溢れている。

何故こういうことに溢れているのかもっと外に出て知りたい
ということで、出家して真理を求めて修行をされたわけです。

難行苦行という修行をされて、
断食もされたりいろんなことをしても悟りが開けない。

肋骨が見えるぐらいやせ細って死にそうなときに
スジャータという娘から乳粥を与えられて生き返ったと。
そういう話が残っています。

難行苦行では悟りが開かれないということで、
インドの菩提樹の木の下で座って座禅を組まれました。

何日か座って、最初に開いた悟りが何かというと、四苦八苦。
今でも「四苦八苦する」という言葉で使われます。

四苦というのが生老病死。

一つは”生まれる苦しみ”
赤ちゃんがお母さんの体内に宿って
生まれるとき すごい衝撃です。

生まれるときの苦しみは竹を割るような苦しみと言われています。

次に”老いる苦しみ”
20歳を過ぎたらだんだん老化していきます。

30歳を過ぎたらだんだん今まで出来たことが出来なくなり、
物覚えが悪くなり、
40歳を過ぎたら拍車がかかり、
50歳を過ぎたら一昨日の晩ごはんどころか
昨日の晩ごはんも覚えていない。

シワが出てきたり、いろんな病気になったり
それが老いる苦しみです。

次に”病気の苦しみ”
たかが風邪でもそうです。

そして”死ぬことへの恐怖”
僕を含めてここにいる人は死んだことがないですので、
わからないことは不安です。

これが四苦です。

八苦は多くなるのですが
“愛別離苦”
愛する人と必ず別れます。

“怨憎会苦”
憎み苦しむ者でも会わないといけない。

“求不得苦”
求めるものが得られない。

“五陰盛苦”
自分の体や精神が思う通りにならない。

これを足して八苦です。

最初のお釈迦様の悟りというのは四苦八苦でした。
人生苦なり。

人事カウンセラーの中野裕弓さんは脳卒中で倒れて今車椅子で生活されています。
肉体的な苦しみがあると思いますが、
今の自分がいいし、生まれ変わっても同じ人生を歩みたい。とおっしゃっています。

表現の違いであって、僕は最初稲盛さんのことも勉強しましたし
ブッダのことも勉強した中で、”人生苦なり”が最初の悟りでした。
苦しみがどこからくるのかというと、欲望からくる。

欲望をなくすことはできないけど”少欲知足”という言葉を知って
なるほどと思いました。

そこで「人生は愉しむために」と言われて衝撃を受けました。
ただ、そういうことも含めて楽しめることなのかと僕自身理解しています。

足るを知るというと”身分相応のことをしなさい”という意味にとられる方も
いるかもしれませんが、そういうことではありません。
今あるものに感謝して満足する。

たとえば斎藤一人さんもこうおっしゃっています。
たとえば歯が痛い。1本の痛い歯に意識がいきますが、
だけど残りの健康な歯にありがたいとは思わない。

普段歯が痛くなかったら当たり前です。
でも1本痛くなったら痛いところに集中します。

今あるものに感謝できる生き方ができると
少しでも苦しみとか悩みなどからくる不平不満が少なくなります。

不平不満ばかり言う人生と、
感謝の気持ちを持ってありがたいと思って生きる人生、
どちらも同じ人生ですが、捉え方で違ってきます。

足るを知るというのは意味の深い項目ですが、
是非何かのときに思い出してもらえればと思います。

奥迫 哲也

ドクターリセラ
代表取締役社長

奥迫 哲也TETSUYA OKUSAKO

「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事

1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン2875店舗(2018年8月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。

 

 

 

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