学びの場(2018年12月28日の朝礼より)◇


NPO法人のテラ・ルネッサンスというところがありまして
創設者の鬼丸昌也さん方と5年ぶりくらいに会いました。
鬼丸さんというのは福岡の名字らしいです。

何をされている人かというと、カンボジアを中心に
地雷の撤去や子ども兵をなくすための活動をされています。

僕は60代の紹介者Oさんという方が
30代前半の青年を尊敬していると言われていたので
どんな人だろうと思い興味を持ってお会いしたのが5年くらい前です。

昨日会ったら、「39歳になりました」とおっしゃっていました。
今も本当に高い志を持って精力的にNPO法人として活動をされています。

もともとどういうきっかけでカンボジアの地雷撤去や
子ども兵の問題などに取り組むことになったんですかと話を聞きました。

18歳のときにスリランカに行ったそうです。
そのときに、僕も恥ずかしながら初めて聞いたのですが、
スリランカのガンジーといわれるアリアラトネ博士という方と話をしていて

この方から、18歳の鬼丸さんは「君は世界を変えられるか」と言われたらしいです。
18歳ですから勢いで「変えられます」と言ったそうです。

そのあとアリ博士が
「世界を変えるというと大げさに聞こえるかもしれないが、
小さな変化を起こすことだったらできる。
それが少しずつ周りが変わっていく、それが世界が変わっていくこと。
君は未来を変える力がある。何も持っていなくても君にはできるんだ」
ということを18歳の鬼丸さんに言われて、それがすごく人生を変える言葉になったそうです。

『君は世界を変えられるか?』
世界を変えるというと大げさに聞こえるけれど、
自分が変化して、自分が少しでも変わることによって
周りに一人でも二人でも影響を与えることで、部署が変わって会社が変わる。

会社が変わり、そういう会社が増えれば地域も変わって、日本も変わっていく。
そういうことを感じたのが18歳。

そして大学時代にカンボジアの地雷原を見に行ったところ、
そこは音のない世界だったそうです。

ふつうは車の走る音や自然の音がありますが、
地雷を撤去する金属音しか聞こえない。

そういう戦争の爪痕が残っている地域で、
地雷を撤去する作業現場を見て、こういうところがあることを知った。

作業を一生懸命やっている人と風景と音を感じて、
自分に何ができるだろうと。
英語もできないし人脈もないしお金もない。

ただ、何ができるだろうと考えたときに
アリ博士の「君には世界を変えられるか」という言葉を思い出し

自分にはできることは話すことだと、
地雷の問題とか子ども兵の問題に取り組んだのが大学時代だそうです。

初年度に90回の講演をしたのがスタートで
今もその活動が広がって、昨日話を聞いたら、
最近NHKでもテラ・ルネッサンスが取り上げられているそうです。

少年兵は10歳のときに兵隊にとられて、17年間強制的に兵士になるわけです。

まず行くところは、自分が生まれ育った村に行くそうです。
自分が生まれ育った村に行って、母親を殺せという指示が出るそうです。

母親は殺せませんというと、わかった、じゃあ母親の片腕を落としなさいと。
どっちかが出来ないとどちらも殺すということで、
結論、母親の片腕を落とすわけです。

それがトラウマになるわけです。
10歳から兵隊になって、母親の片腕を、命を救うために落とす。

鬼丸さんはそういうことがあった兵士と会ったのですが
顔に表情がなかったらしいです。

それで、お母さんは自分のことをどう思ってるだろうと、
何年かぶりに再会する現場に立ち会ったそうです。

そうするとお母さんは「あなたも大変だったでしょ」と言ってくれたと。
そのあとに兵士が言っていた言葉がすごく印象に残ったらしいです。
「でも僕の母親は二度と抱きしめてくれないんです」と。

これが昔の話じゃなくて、今起きている。
そういうことの現場を見た中で、
少年兵を社会復帰させるためのプログラムとか教育とか、
自分の全エネルギーを使ってやっている。

高い志を持ってやっている人に昨日会って、
僕が思ったのは年齢関係なく、志の高い人には協力者が集まってくる。

やはり僕もそういう人を年齢関係なく尊敬しますし、いい影響も受ける、
ですから、幕末でいえば西郷隆盛さんもそうだったと思いますし、
吉田松蔭さんもそうだったと思いますし、坂本龍馬さんもそうだったと思います。

吉田松陰さんは29歳の若くして首を落とされて亡くなっていますが、
年齢に関係なく高い志を持つことはすごく大事だと改めて感じました。

職場は学びであるということですが、なぜ僕が5年ぶりにその人に会おうかと
思ったかというと、僕が国際奉仕団体のロータリークラブに入っていて、
北摂のそうそうたる社長が集まっているクラブで、
メンバーにならせてもらって毎週水曜日に行っています。

その中で今年、国際奉仕委員長に任命されました。
去年まではドクターがカンボジアに医療支援に行っていました。

医療支援はいったん打ち切り、
これから全く新しい国際奉仕をすることで僕が任命されました。

さて何をしたらいいかというときに思い浮かんだのが
テラ・ルネッサンスの鬼丸さんでした。

鬼丸さんにその話をしたら、他のロータリークラブで講演をしたりされていて
ロータリークラブのこともご存知でした。

僕の場合ロータリークラブで新しいことを任せられて
新しいことをやって実績を残さないといけない状況です。

ありがたいことにそういうことをさせてもらっているので、
鬼丸さんに5年ぶりに会いました。
職場で困ったときや壁にあたったときはチャンスです。

いろんな人に出会うこともチャンスです。
いろんな職場での困ったことや大変なことも
自分が成長するチャンスです。

仕事ではいろんなことがありますが、ない方がおかしいです。
前に進んでいるとあります。

それをどう捉えるか。

困っていたときに5年ぶりの出会いがあって
またいい影響を受けました。

今日が今年の最終営業日になりますが、
皆さんも来年に向けてまた目標を立てた中で、今年一年振り返ってみましょう。

チャレンジしたこと、失敗したことうまく行ったこともあると思います。
困ったときこそチャンスと捉えて前向きに取り組んでいきましょう。

奥迫 哲也

ドクターリセラ
代表取締役社長

奥迫 哲也TETSUYA OKUSAKO

「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事

1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン2875店舗(2018年8月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。

 

 

 

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