皆さんは食品を買うとき【食品添加物】を気にしていますか?
主にパッケージの裏側に書かれている成分表には、色々なことが書かれています。
カタカナだったり、漢字だったりで、なんだかよくわからないし調べたこともない、という方もいらっしゃると思います。
今回は、食品添加物のお話です。
食品添加物とは、わかりやすく言うと
・保存性を高める
・品質の改良や風味、外観の向上
のために食品に添加されるものです。
およそですが、私たちは1日に80種類の食品添加物、化学調味料を食べている計算になります。
食品添加物の起源は、古代エジプト、ローマで、肉の保存に岩塩が使われていたことが始まりです。
また、古代中国では、豆腐を作るための「にがり」が発見されています。
この頃は「自然のもの」を添加物として使用していたため、体には害がなかったようです。
日本で「食品添加物」という言葉が作られたのは、昭和22年、1947年のことです。
第二次世界大戦後に、どんどん技術が進み、色々な「化学合成物質」が作られました。
これらの様々な加工食品、食品添加物のおかげで、私たちの食生活はとても便利になりました。
その反面、体への害が発生しだしたようです。
食品添加物の種類と使用目的は下記のようなものです。
■食品を製造または加工するときに必要なもの
→「凝固剤」「結着剤」「乳化剤」「イーストフード」「膨張剤」など
■食品を形作ったり、独特の食感を持たせるために必要なもの
→「増粘剤」「安定剤」「かんすい」など
■食品の色に関するもの
→「着色料」「漂白剤」「発色剤」など
■食品の味に関するもの
→「甘味料」「酸味料」「苦味料」「調味料」「香料」など
■食品の栄養成分を補うために必要なもの
→「栄養強化剤」など
■食品の品質を保つために必要なもの
→「防カビ剤」「酸化防止剤」「保存料」など
日本で許可されている「指定添加物」の数は、アメリカやヨーロッパ各国に比べると圧倒的に多いのが現実です。
ゆえに、日本の認可基準が甘いのではないかという意見も聞こえてきます。
認可された食品添加物でも、毎日食べることで身体に蓄積したり、複数の食品添加物を同時に摂取することで病気につながるのではないかという心配もあります。
味に関しても、特にこどもに人工的な味ばかり与えてしまうと、本来の食品の味や香を知らないまま大人になってしまうこともあります。
「知らずに食べる」より「知って食べる」
「選ばず食べる」から「選んで食べる」
食品添加物の少ない食品を選んだり、家庭ではできるだけ手作りの食事をするように心がけましょう。
今日の食事が明日の健康をつくります!