梅雨について

今回のテーマは「梅雨(つゆ)について」です。

梅雨の語源はご存じの方も多いように「梅の実が熟すころに降る雨」と言う中国の語源からきています。

(中国では「ばいう」と呼んでいます)

日本ではこの語源から
・梅の実がつぶれる時期のことを「潰ゆ」(つゆ)とした
・梅の実が熟れる時期から「つはる」を「つゆ」とした
・カビのせいで物がそこなわれる「費ゆ(つひゆ)」から「つゆ」とした
・雨のしずくの露から連想し「つゆ」とした
などの語源があると聞いています。

どれもこの時期だからこそ考えられる内容ですよね。

しかしこんな梅雨時期は身体が元気に働かない日が続き、身体も心も疲弊してしまう時があります。

現代風に話せば「気圧」が影響し、副交感神経優位により「やる気」「元気」「気合い」が入りにくい時期でもあります。

本来、副交感神経優位であることはストレスをため込まず良い事だと考えますが、何事もバランスです。

この時期は極端に気圧低下や湿気により副交感神経が優位に傾くため、頑張る為や緊張感を持つための交感神経が働きにくくなります。

「気」が弱くなり、上記記載した「元気」「やる気」「気合い」などが抑えられてしまいますので身体が重たく何もしたくないような状況を作ります。

※「気」とは、漢方で言う「気」「血」「水」です。「気」は簡単に言うとエネルギーのこと

また、副交感神経が優位になることで、筋肉も弛緩され力が入りにくい状況や、腸内運動の活性によって下痢を起こしやすい状況にします。

 

ではこの時期、気圧や湿気などによって落ち込んだ身体や心をどのようにケアしていくと良いのでしょうか?

【梅雨の養生(つゆのようじょう)】

五行でこの時期(梅雨時期)を見てみると

五季は長夏(ちょうか)
五色は黄
五味は甘
五気は湿
五臓は脾(ひ)
五腑は胃
五志は思・慮

他にも沢山ありますがこの五行にはその時期に起こる事や、食べると良い物などが盛り込まれており、ちょっと知っておくことで食や生活習慣に取り入れることが出来ます。

長夏は高温多湿の時期の事を言いますが、日本では梅雨を当てはめます。

脾胃(ひい)<胃腸>が弱くなり、身体には淡湿(たんしつ)<水分代謝が上手に出来なくなり、浮腫みやニキビの原因になる>が起こります。

脾は「元気」を作り「水分代謝」を行う場所でもありますので、脾が弱れば「元気が出ない」、「水分代謝が悪い」状況となり、この時期は身体がだるくなりやすくなります。

 

□「利湿健脾(りしつけんぴ)」

※利湿⇒湿邪(しつじゃ)<6月に多いトラブル>を利尿によって余分な水分を追い出す事
※脾は現代で言うと胃腸のこと、水穀精微(すいこくのせいび)<飲み物・栄養>の消化・吸収・運搬の機能をつかさどります。

“梅雨時期はこの体の中の水分を輩出して、弱った体に十分な栄養を取り入れましょう”というのが、「利湿健脾」という養生方法になります。

その対応として行う代表な行動が下記4つです。

◆適宜な運動。 汗をかき、体内の水分代謝の促進。
◆胃が弱る時期。冷たい物、甘い物、生もの、揚げ物を控える。
◆梅雨に足りない食材をとる。※下記に記載しております。
◆考えすぎない、思いつめない。趣味や楽しい事を見つけて行う。

などによりこの「梅雨」の時期を乗り越えましょう。

 

最後に梅雨に食べたい食材(薬膳)を紹介します。

ぜひ試してみてください。

五色が黄色なので黄色い食材を積極的にとりましょう。

黄色い食材について説明すると・・・
●働き
胃腸を整え、下痢気味を改善、気力減退を改善する
●食材
枝豆、味噌、大豆、ジャガイモ、カボチャなど

があげられます。

梅雨時期に起きやすい「気」の低下を、栄養価が高くエネルギーになりやすい黄色い食材で補いましょう。

そして水の流れを良くする食材には豆類などがあり、大豆や枝豆などにより身体に滞っている水を排出する手伝いをさせましょう。
※水の流れをよくする食材にこの時期に収穫される夏野菜も利水の効果が期待できます。
キュウリやトマトにゴーヤなども一緒に取り入れてみましょう。

五味で言えば「甘」です。

甘は現代で言えば糖質のことです。

“エネルギーが足りなくなるこの時期に栄養をしっかり取りましょう”という事から、お米やジャガイモなどがお勧めです。

また、滞った「気」を流すために香りのよい食材を取ると「気」が流れます。

みょうが・大葉・ジャスミンティーなどがお勧めです。

梅雨は四季の中でも季節の変わり目と言われています。

春の季節の変わり目は風邪(ふうじゃ)により風邪をひきやすかったり、花粉症が始まったりする季節です。

梅雨の始まるこの季節は「湿邪(しつじゃ)」が悪さをしていきます。

「湿邪」に負けない養生を行って、これから過ごす熱い、暑い季節を乗り越えていきましょう!

本日もお読みいただきありがとうございました。

漢方養生スタイリスト福田 貴之でした。

福田 貴之

漢方養生スタイリスト

福田 貴之TAKAYUKI FUKUDA

幼いころから親が共働きで祖父母に育てられました。中学になってからは親の寡黙に働く背中をみて、自分も家族の役に立ちたいと料理に目覚めます。
そして時効だから告白しますが、中学でホテルの厨房でアルバイトしてました(笑)

調理師免許を取得する為に高校を卒業して東京へ!そして調理師として、そしてパテシェとして働いてきました。
その後、実家静岡に帰りホテルのフロント、レストラン業務をし、30歳で大阪へ。
大阪では現在勤務しているドクターリセラ株式会社にて勤務。
化粧品を通して「美と健康と地球環境を守る」為にエグゼグティブアドバイザーとしてエステサロンの先生たちと日々お客様を綺麗にする為に奮闘しています。

【ドクターリセラ株式会社】
・遺伝子ダイエットサプリ サポート室
・お客様肌相談室長
・通販テレフォンサポーター責任者
・ドクターリセラ美容クリニック管理
・美容エグゼクティブアドバイザー
全日本全身美容業協同組合認定講師

調理師免許取得
基本心理カウンセラー取得
全米ヨガアライアンスRYT200取得
漢方養生スタイリスト(現在もスキルアップの為勉強中)
ボディーケアセラピスト取得
頭蓋骨調整資格取得など

漢方養生スタイリスト 福田貴之

イベントテラスにて関連イベントをご紹介しております

 

 

 

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