セミはなぜ短命なのか◇


 

小学生の頃は母の実家の津軽で夏休みを過ごしました。

津軽の夏の空はどこまでも青く、時折入道雲が湧き上がったかと思うと、砂煙を上げて夕立が降ったものです。

津軽富士と呼ばれる岩木山を遠くに望み、その麓から岩木川が滔々(ルビとうとう)と流れ来て、その両側に広がる肥沃な津軽平野は一面のリンゴ畑でした。

 

 

夏休みの日課はリンゴ畑での虫取りです。

トンボにセミ、カブトムシにコオロギを虫かご一杯に採ったものです。

カブトムシやコオロギはスイカの皮を与えておけばいつまでも生きているのに、セミは一週間すると死んでしまいます。

なんとか生き延びさせようと、脱脂綿に砂糖水を吸わせて、セミのくちばしに当ててやっても一週間すると死んでしまうのです。

なぜ一週間で死んでしまうのか、大人に聞いたり図鑑を読んだりしましたが、分かりませんでした。

 

 

大人になって、それも最近になって、ようやく理由が分かりました。

テロメアによって細胞分裂の回数が決まっているからです。

細胞の中には核があり、核の中には染色体が入っています。

染色体は遺伝子DNAの二重らせんによってできています。

DNAの端は二重らせんがほどけないように結んであります。

この端の部分をギリシャ語で「テロメア」といいます。

 

 

細胞は細胞分裂による増殖と、自然死(アポトーシス)による消失を行います。

増殖の方が多ければ成長、自然死の方が多ければ老化、増殖が行われなくなれば死を迎えます。

それを制御しているのがテロメアなのです。

 

 

セミは地中で暮らして7年目に地上に出て、7日間で子孫を残して死んでゆくようにテロメアの長さが決まっていたのです。

私たち人間も何歳で大人の体つきになり、何歳で身長の伸びが止まり、何歳から年老いて、何歳で死んでゆくのか、生まれたときから決まっているのです。

また不摂生によって傷付いた体を修復するために、過度な細胞分裂が行われると、テロメアはすぐに消耗してしまって寿命が短くなります。

 

 

不老不死は人類の夢ですが、どんなに医学が進歩してもテロメアの長さを変えることはできません。

しかし生活習慣を改善して、過度な細胞分裂が行われなくすれば若返り長寿は可能なのです。

私はドクターリセラとコラボして若返り長寿に有効な、食品や化粧品を開発しています。

皆さんの生活にうまく取り入れて若々しく健やかな人生を送ってください。

 

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南雲吉則

 

南雲 吉則

医師 乳腺専門医
博士

南雲 吉則YOSHINORI NAGUMO

1955年生まれ。乳腺専門医、医学博士。慈恵医大・近畿大学の非常勤講師、韓国東亜医科大学・中国大連医科大学の客員教授。慈恵医大学卒業、東京女子医大形成外科、癌研究会付属病院外科、慈恵医大学第一外科乳腺外来医長を経て、バスト専門のナグモクリニック院長。 「女性の大切なバストの美容と健康と機能を生涯にわたって守る」をモットーに札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5院を飛び回る。がん患者の命を救う食事と生活術「命の食事」を提唱。テレビ出演・著書多数。

 

 

 

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