化粧水を塗ったり、パックをしたり、ポイントメイクやマニキュアを落としたり、いろんな場面で活躍するコットン。
便利なコットンですが、使い方を誤るとお肌に摩擦が起きてしまったり、繊維がお肌に残ってしまい肌トラブルになる可能性があります。
今回のコラムでは、コットンの正しい使い方やお悩み解消法についてお伝えします。
コットンの繊維が毛羽立ってしまう場合は、コットンの繊維の方向に注意してみてください。
コットンは薄く整えられた綿の繊維を何層にも重ねて作られていますが、その繊維がキレイに並んでいるのが見えます。
コットンの繊維の流れの方向は、コットンを使っているときの毛羽立ちをおさえるために計算されたもの。
繊維の向きに対して直角になるように指に挟んで使うようにすると、毛羽立ちの具合が変わってきて使いやすくなります。
ポイントメイクを落とすときは、クレンジングをコットンに含ませて、肌に負担をかけないように拭き取っていきます。
アイメイクを落とすときは、目を閉じてコットンを目の上に置き、数秒間おいてから、するんと下に滑らせてメイクを落とします。
ゴシゴシこすって落とそうとすると、まぶたや目の周りの皮膚に摩擦が起きて色素沈着の原因になりやすいので注意してください。
目のキワのアイラインを落とすときや目の下のマスカラなどが落ちにくいときは、綿棒で優しくこすりましょう。
コットンの使い方も大切ですが、どんなコットンを選ぶかも大切だと思います。
私のおすすめはオーガニックコットンです。
オーガニックコットンの最大の特徴は、環境に優しいこと。
一般的に、3年以上化学薬品を使用しない畑で、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコットンが「オーガニックコットン」と言われています。
お肌にもとても優しく、特に敏感肌の方におすすめです。
化粧水はコットンを使うと均一に塗布できます。
手でつけるよりムラが出来にくく、乾燥が気になる部分に化粧水を重ねづけしたり、目元や口元などの細かい部分にも馴染みやすくなります。
コットンに化粧水を含ませるときは、しっかり定量を出しましょう。
もったいないかも、と思って少ない量にすると、コットンとお肌で摩擦が起きてしまうからです。
コットンに化粧水をたっぷり取ったら、手の指の部分にコットンを乗せ、人差し指と小指で両端を挟みます。
*コットンのサイズによっては、人差し指と薬指で挟んでもOKです。
指はきっちり揃えて、お顔にフィットするようにしてください。
コットンをお顔に滑らせている最中に、摩擦を感じたら、化粧水を少し足しましょう。
さらさらとよく滑るようになりますよ。
コットンを割いて4枚にすると、コットンパックをすることが出来ます。
コットンに化粧水をヒタヒタに含ませ、割いたコットンを、2枚はそのまま頬に、1枚はおでこに貼り、最後の1枚は半分のサイズにして鼻まわりとあごに置きます。
洗顔直後のお肌に数分おくと、しっかりと保湿をすることができます。
基礎化粧品を使ったスキンケアで多様な活躍をしてくれるコットン。
今一度、優しい使い方が出来ているか見直してみてくださいね。