大人の「あせも」急増中!あせもや汗荒れの対策は○

「あせも」というと、どちらかといえば子供ができやすいイメージがありますが、実は、大人でも「あせも」に悩まされている人が増えてきています。「あせも」はひどい状態になると、かゆみがひどくなったり、肌が炎症を起こしたりしてしまいます。

また、「あせも」だけでなく「汗荒れ」という同じ汗による症状もあります。

そこで今回は大人の「あせも」「汗荒れ」について解説をしていきます。

 

あせも(汗疹)とは

あせもは「汗疹」とも表記されていて、漢字の通り汗の影響で肌に赤いブツブツや白っぽい水膨れといった症状が見られます。高熱や湿度が多い環境にいたり、大量の汗が原因で急速に表れやすくなります。汗がどの場所にたまるかによって、あせもの種類は変わってきます。

多くの場合以下の種類のいずれかに当てはまります。

〇紅色汗疹

 一般的にあせもと呼ばれるのはこの紅色汗疹です。かゆみの程度は人それぞれですが、激しいかゆみを伴う場合もあり、首や脇、膝の裏側などに発症しやすく、かゆみに耐え切れずかきむしることから、湿疹状態になり慢性的にかゆみを伴う場合も…さらに悪化してしまうと、感染してしまう可能性もあります。

「紅色汗疹は、一般に「あせも」といわれるものです。小さな赤い水疱がたくさんでき、かゆみを伴い、汗をかくとチクチクとした刺すような痛みを感じることがあります。かゆみを伴いますので、どうしても引っかいてしまいます。かくと皮膚に傷がつき、そこに付着した細菌が繁殖して感染症を起こすことがあります。」

引用元「パラマウントベッド 東京慈恵会医科大学 名誉教授 あたご皮フ科 院長 中川 秀己 先生監修https://www.paramount.co.jp/learn/topics/detail/14

 

〇水晶様汗疹

水晶様汗疹と呼ばれるものはかゆみがなく、自覚症状もないため知らないうちに発症、そして治っていることが多いです。

主に新生児の顔に発症しやすいですが、成人でも発熱などの際にできることもあります。

「水晶様汗疹は、透明で水滴のような小さなポツポツ( 水疱)がいくつもできます。皮膚のごく浅い部分に起こるため、かゆみや炎症などの症状はほとんどありません。乳幼児に多いタイプです。」

引用元「パラマウントベッド(東京慈恵会医科大学 名誉教授 「あたご皮フ科」 院長 中川 秀己 先生監修記事):https://www.paramount.co.jp/learn/topics/detail/14

 

〇深在性汗疹

紅色汗疹を繰りかえすことで、発汗時にかゆみがない蒼白色の 隆起が見られます。

これが深在性汗疹といわれていて、表皮と真皮の間で汗管が詰まったものです。汗が体外にでないために、広範囲に広がってしまった場合は体温調節がうまくできないことから、熱中症を引き起こしやすくなってしまうのです。

深在性汗疹は赤みやかゆみこそないものの、汗腺が正常に発汗できなくなり、皮膚が盛り上がって熱が溜まります。その熱が体中に溜まってしまい、ひどくなると熱中症やめまいといった症状に発展することもあります。

「深在性汗疹は特殊な汗疹で、より深い部分(表皮真皮境界部)で汗管が破壌して発症します。紅色汗疹に続発することが多く、むしろ蒼白色のブツブツが出現します。極端な高温環境下で出現し、熱射病の症状を伴うこともあります。」

引用元「中野区医師会:http://www.nakano-med.or.jp/topics/2014/07.php

 

あせもができる原因とは

そもそも汗には体温調整という非常に大切な働きを担っています。汗が蒸発するときに体内の熱を奪うことで体が熱くなりすぎるのを防いでいます。しかし、高温多湿のところに長時間いたり長時間の運動などで汗をかき続けると、汗を出す腺(汗腺)が詰まり、肌内部に汗が溜まってしまって、かゆみや炎症を起こす症状が出てしまいます。これがあせもの原因となってしまうのです。

 

なぜ大人もあせもができてしまうの?

一見子供だけが発症しやすいと思われがちですが、大人も発症しやすくなっています。その理由として以下の理由が挙げられます。

・食事などでたんぱく質やビタミンA、亜鉛が不足しがち

・メイクの油分などで汗の出口を塞いでいる

・汗を排出させる力が極端に低下している

・皮脂分泌が極端に低下している

年齢を重ねることで、代謝が上がらず体力も減っていきます。そのため排泄をする機能も衰えてしまい、こうした機能の低下も「あせも」の原因の1つです。

 

あせもと汗荒れ

 汗によって引き起こされる皮膚疾患はあせもだけではありません。「汗荒れ」と呼ばれるあせもと似た症状もあります。どちらも汗によって引き起こされてる症状ですが、あせもは「肌内部に汗が溜まって炎症を起こし赤いブツブツができるもの」、汗荒れは「肌表面の炎症で赤くかぶれた状態になるもの」であって別物です。

汗荒れができる原因は「肌バリア機能の低下」です。

バリア機能が低下する主な要因は強い紫外線、エアコンの使用や洗いすぎによる肌の乾燥、衣類との擦れです。また、一度表面に出た汗が再度皮膚の内部に侵入し、炎症を起こすことで赤みやかゆみが発生につながります。その他にも汗をきちんと落とそうとする事での洗いすぎなどで、肌は乾燥しやすくなっています。肌にはバリア機能を果たす皮脂がありますが、そういったことから必要な皮脂まで取り除いてしまうことで肌が乾燥してバリア機能が低下します。バリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすい状態になったところに、汗に含まれるアンモニアやミネラルが刺激となって汗荒れとなるのです。

「あせもと間違えやすいものに、「汗荒れ」があります。汗をかいた後そのまま放置しておくと、汗の水分が蒸発、皮膚の上に残ったミネラルやアンモニア成分が刺激となって、かゆみや赤みをともなった炎症を引き起こします。」

引用元「eonet:https://eonet.jp/health/healthcare/health76.html

 

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あせも・汗荒れの予防

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