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- 2020.01.19
- 美容

美肌をつくる秘訣は腸内環境にあり!○
皆さんは”季節にあったスキンケア”はできていますか?
ニキビができたり、肌がカサついたり、シミが出てきたりしたらスキンケアは特に念入りにしますよね。それくらいスキンケアはとってもかかせないものになっています。
同じ女性からも憧れられるほどの美肌を作るには、一体どうしたら良いのでしょうか。
実は、美肌と腸内環境には深い関係性があるということはご存知ですか?今回は美肌と腸内環境の関係性について紹介します。
腸内環境とは
私たちの腸の中には、数多くの腸内細菌が存在しています。その数はなんと100種類以上、100兆個以上にも上ると言われています。
腸内細菌にはいくつかの種類が存在していて、それぞれが集団になり腸の壁に住み着いているのです。
その中でも小腸の終わりあたりから大腸にかけて、まるで複数の植物が種ごとに存在しているようなものを「腸内フローラ」と呼んでいます。
腸内フローラの状態は人によって異なり、ストレスや加齢、生活習慣によって日々変化しやすくなっています。
「腸内環境」の良し悪しは、この腸内フローラが理想的なバランスに保てているかどうかが関係しています。
腸内細菌の3つの種類について
約100種類以上あると言われている腸内細菌ですが、大きく3つのグループに分けることができます。
〇善玉菌
体に良い影響を及ぼしてくれる菌です。主に悪玉菌の侵入を防いでくれたり、便秘などを予防してくれたり、免疫機能を向上させてくれたりと私たちの体にとって必要な働きをしてくれます。
〇悪玉菌
悪玉菌は善玉菌とは違い、体に悪い影響を及ぼす菌です。腸内の腐敗を進め、有毒物質を作り出してしまうことも…悪玉菌は善玉菌の邪魔をしてしまう働きを持っています。
〇日和見菌
日和見菌は善玉菌・悪玉菌のどちらにも当てはまらない状態の菌のことを意味します。
私たちのお腹の中には、「善玉菌」と「悪玉菌」の2種類の菌が存在します。この2つの菌が、争いをしながら腸の中で生きています。
日和見菌は、善玉菌が多いときは特に何も害は及ぼさないですが、悪玉菌が多くなると悪玉菌のように体に有害な作用を及ぼすこともあります。日和見菌の代表的な症状は大腸菌です。
腸内環境を乱す要因として挙げられるものは?
腸内環境を乱す要因として、いくつかの理由が挙げられます。
〇ストレス
精神的なストレスを感じてしまうと、腸内環境が乱れてしまい、便秘などになりやすくなります。
ストレスが長期間続くことによってさらに腸内環境を悪くしてしまうといった負の連鎖を起こしてしまいます。
〇食生活の乱れ
食べる量はもちろんのこと、食べるものの質も重要になってきます。過食や過度な偏食など、腸のストレスの原因になりやすいです。
高たんぱく高脂質なものを大量に摂取してしまうと、悪玉菌が増加してしまうなど、腸内細菌のバランスが乱れてしまいます。この環境を放っておくと、大腸の病気になるリスクが高くなります。
〇睡眠不足
睡眠不足は、自律神経の働きを乱す原因の一つです。自律神経の乱れは、腸内環境にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
睡眠不足は、体内時計も乱れにも繋がり、食べものの消化や吸収力の低下するとこで、悪玉菌が増えてしまいます。
また、体内時計の乱れは睡眠ホルモンである「メラトニン」が正常に分泌されなくなり、更なる睡眠不足につながるという悪循環が発生します。
〇運動不足
運動不足によって腹筋などが弱ってしまうことにより、大腸の中に残留物が残ってしまいます。それが原因で悪玉菌が増殖しやすい環境になってしまうのです。
〇加齢
赤ちゃんの腸内はビフィズス菌などの乳酸菌がたくさんあり、悪玉菌はほんの少ししかありません。
成長するにつれて腸内は変化していき、成人では善玉菌と悪玉菌のバランスがとれるようになります。
しかし60歳を過ぎるとビフィズス菌が減り、ウェルシュ菌といった悪玉菌が増加してしまいます。悪玉菌が増加することによって、腸内環境が乱れる原因となるのです。
腸内環境が乱れていると、肌が敏感になりアレルギー症状の原因もなりやすくなります。また、腸内環境の悪化は、病気にかかりやすい体を作ってしまうので気をつけましょうね。
食事から美肌をつくれる?
腸が良い状態だと美肌作りに重要なビタミンが肌に行き渡ります。ビタミンの中でも、ビタミンCは紫外線対策に必要な栄養素です。
みなさんはビタミンCと聞いて何をイメージしますか?多くの方は、柑橘類を想像する方が多いのではないでしょうか。しかし一番多く含まれているのは、赤ピーマンなのです。
その他にも、乳酸菌がたくさん入っているヨーグルトや食物繊維が豊富な食べ物は、腸内環境を整えるのに役立ちます。お漬物でもいいですし、チーズ・納豆・味噌漬けなどもおすすめの食材と言えます。
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