貧血になりやすくなるNG食品とは

みなさんは日常生活で貧血と感じたことはありますか?

厚生労働省が調査している国民健康・栄養調査の結果によると、男性の貧血はほとんどありませんが、女性では40歳台で4人に1人が貧血という実態を知ることができます。

女性は思春期には著しい成長に伴う鉄需要の増大によって貧血を起こしやすく、また、若い女性の場合も、月経による鉄喪失や過度なやせ願望などによって、鉄欠乏性貧血を起こしやすい状態にあります。

2008年にはすでに世界保健機関(WHO)が「 Worldeide prevalence of anaemia 1993-2005」において、日本の妊娠可能年齢の女性において、貧血有病率が中等度(20 ~39.9%)に達していると警告しています。

また平成18年厚生労働省国民健康・栄養調査報告においても、20代女性の貧血有病率は18.7%、30代では21.6%に達したことが示されています。

総じてみると、成人女性の20%以上が貧血の症状を感じていると考えられ、知らず知らずのうちに貧血を起こしやすい生活習慣になっている人が多いのではないかと思います。

貧血を改善するために

諸外国に比べ、決して食料が足りないわけではないのに、なぜ貧血女性の割合が世界保健機関(WHO)の警告レベルにあるのでしょうか?

その原因は、食事の内容や生活習慣によるものと考えられます。

食事の内容や摂り方は、日々のちょっとした意識で改善できます。貧血になりやすい食品を避けることで、貧血になりにくい生活習慣とからだづくりを心がけましょう。

貧血について

貧血とは「単位容積の血液中に含まれている Hb(ヘモグロビン)の 量が基準値より減少した状態」と定義されています。

世界保健機関(WHO)では Hb (ヘモグロビン)量の基準値を,小児および妊婦では血液100ml当たり11g 未満、思春期および成人女性では12g 未満、成人男性では13g 未満としており、必要な酸素を赤血球内の Hb 鉄が全身の組織に運ぶことで生命を維持しています。

つまり、貧血は全身の組織へ補給される酸素量の低下をもたらすのです。
血液が酸素を運搬する能力はHb(ヘモグロビン)量と比例しています。

貧血は原因によって数多くの種類が存在しています。
私たちの身体にはなくてはならない酸素の供給が滞ると、酸素不足となり様々な弊害がでてきます。

貧血の症状と種類

貧血の主な症状は、めまいや頭痛、耳鳴り、疲れやすい、動悸、立ち眩み、顔面蒼白、息切れなどです。急激に貧血になった場合はこれらの症状が伴うため貧血である自覚が持ちやすいですが、緩やかに進行するケースもあり、そういった場合は自覚症状が全くないため、注意が必要です。

貧血の種類には主に4種類あります。

〇鉄欠乏性貧血

貧血の中でも、一番多いのが鉄不足によって引き起こされる「鉄欠乏性貧血」です。

鉄欠乏性貧血になると、貧血で起きる主な症状と併せて、鉄不足そのものによる症状も出ることがあります。

例えば、爪の変形、就寝時に足がむずむずして寝付けない「レストレスレッグス症候群」まれに、氷を食べたくなるという症状が出る人もいます。
「鉄欠乏性貧血」は、ヘモグロビンの材料である鉄が不足してしまい、ヘモグロビンの生成ができなくなることで起こる貧血です。

外食などが増え食生活が乱れ、食べ物から十分な鉄をとれていない場合、成長期や妊娠、授乳期、月経時など体内で通常よりも多くの必要とする場合、鉄が足りなくなるのが主な原因です。
女性で貧血といえば、まずは「鉄欠乏性貧血」を疑う方が多いかもしれませんね。

〇悪性貧血

悪性貧血 (あくせいひんけつ)とは、胃粘膜の萎縮による内因子の低下によりビタミンB12もしくは葉酸(ビタミンの一種)が不足することで生じる貧血です。

症状は、動悸や息切れ、疲労感といった貧血の症状の他に、萎縮性胃炎やハンター舌炎(味覚障害や舌の痛みを伴う炎症)など消化器系への異常、ビタミンB12欠乏症による手足のしびれ、思考力の低下、性格変化などの神経症状もみられます。

「悪性」と呼ばれるのはビタミンB12が発見されるまでは治療法がなく致死的な経過をたどったためですが、現代においてはちゃんと治療すれば恐いものではありません。

ビタミンB12は赤血球の細胞骨格を維持するのに必要な物質で、欠乏すると体内で新たに血液を造ることができなくなります。

原因としては、ビタミンB12を吸収するのに必要な内因子という物質や、それを産生する胃の壁細胞に対して自己免疫機能が働き、ビタミンB12が吸収できなくなるという場合と、胃の全摘出や小腸疾患、極度の摂食低下(菜食主義など)も考えられます。

しかし、ビタミンB12は体内に貯蔵できるため、原因が生じてから数年かからないと貧血には至りません。

この種の貧血は、人口10万人あたり年間1~2人程度発症するといわれており、葉酸欠乏が原因となるケースはさらに少ないと考えられていますが、大酒家に多いとされます。

葉酸欠乏は、偏食やアルコール依存症などによる摂取不足、消化器疾患による吸収不良、薬剤投与による影響などがあります。

〇溶血性貧血

溶血性貧血とは、赤血球が破壊されることによって起こる貧血です。

症状は、貧血に伴う息切れや動悸、ふらつきのほか、黄疸・胆石・褐色尿などがあります。

原因としては細菌感染、何らかの毒素、血漿浸透圧の極度の低下、アレルギー(抗原抗体反応)によるものなどがあり、この場合は、赤血球を異物と誤認して、抗体反応によって赤血球が破壊されて発生します。
体内で抗酸化作用のあるビタミンEが欠乏すると、生体膜で活性酸素による酸化が起こり、膜が損傷し、赤血球で溶血が起こるなどして生体膜の機能障害が生じます。(赤血球が破壊されることを溶血と言います。)
スポーツが原因の溶血性貧血は運動をすることによって足の裏の血管内で自らの赤血球を数多く踏み潰してしまうことで発生するため、マラソン選手などといったスポーツ選手に多い貧血です。

〇再生不良性貧血

再生不良性貧血とは、血液中のすべての細胞を生み出す造血幹細胞が減少し、血液中の赤血球、白血球、血小板が減少してしまう病気です。
血液をつくる骨髄の働きが低下してしまうために起こり、赤血球を含む血球が作られなくなります。

遺伝や医薬品が原因となる場合や、肝炎後に発症する場合もありますが、大部分は原因が特定できない特発性の貧血が多いようです。

症状としては、赤血球が少なくなることで酸欠になり、だるさや動悸、息切れを感じます。白血球が少なくなることで肺炎などの細菌感染症を起こしやすくなります。血小板が少なくなると、出血しやすくなります。

血球の数は減りますが、多くの場合、それぞれの血球の形態や機能などは正常に保たれています。国の定める「指定難病」のひとつです。

貧血にはNGな食品類

普段の嗜好品や加工食品、ダイエットなどにも良いとされる健康食品の中に、貧血にはよくない成分を多く含んでいる食品があります。貧血が気になる方は、どんな食品があるかしっかり押さえておきましょう。

特にカルシウム・炭酸・食物繊維・シュウ酸・タンニン・フィチン酸は、鉄の吸収を阻害します。これらが含まれるものを食べる時は、摂り方に気をつけ、摂りすぎには注意しましょう。

〇コーヒーや紅茶、緑茶、赤ワイン、ココア

これらに含まれているタンニンの主成分フィチン酸は、鉄分の吸収を邪魔してしまう働きを持っているので貧血にはあまりよくありません。
どうしても飲みたいという方は、食間に飲むようにしましょう。

要注意!氷食症に貧血の人が多い理由

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