月を愛でる

薄い雲に隠れては、カクレンボしては現れる月・・・

カクレンボ(隠恋慕)は子供の遊びではなく、日本に伝わった当初は、男女のゲームだったそうです。愛し合う恋人同士が隠れ逢う。

女性が月影にひっそりと隠れて、男性が月明かりに隠れる女性の白肌と気配を感じとり、相手を見つけることで愛の深さを確認したという。

月は遠くに住む二人の距離を縮めます。互いに離れていても、同じ月を見て心はざわめく。

「恋しさは 同じ心に あらずとも 今宵の月を 君みざらめや」
源 信明

月と雲の共演を眺めていると、上空には風の道があり、そして、風に手を差し伸べられて、導かれる雲・・・まるで夜空の舞踏会。

月の光りは時に、太陽よりもやさしく大地を照らす瞬間があります。砂浜で、砂の一粒、ひと粒の表情を感じます。

すべてをクリアに見せる太陽よりも、月の明かりは陰影がついて砂粒のどれもが同じではない集合体だと教えてくれます。

人は明るい時や、みんなといる時よりも、淋しい時や、孤独な時ほど、それぞれの「私らしさ」が、きわだつものかもしれません。

夜空に星も月も存在しなければ、空を見るたびに人は孤独を感じてしまいます。だから星は、昔から孤独な旅人の道しるべになり、月の明かりは夜道を指し示す神様の優しさなのです。

だから、ブラインドから差し込む月の光に、海の浅瀬に揺らめく波紋のように、優しさと安らぎを感じることができるのは不思議なことではないのです。

淋しい夜は、夜空を眺めよう。

月や星が語りかける。いつも、あなたを応援していると・・・

たとえ、曇った夜空でも、その雲の上には満天の星が輝いているのだから・・・

プロフィール

衛藤信之

日本メンタルヘルス協会 心理カウンセラー
ブログ:  https://ameblo.jp/n-etoh
YouTube: http://www.youtube.com/c/mentaletoh

 

 

 

 

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