毛穴の開きの原因とは

毛穴の開きでお悩みの方は、多いのではないでしょうか?

特に、鼻の周りやおでこなど、皮脂分泌の活発な部位は毛穴が開きやすいです。

そして、一度開いてしまった毛穴は、なかなか改善するのが難しく、年齢と共に帯状毛穴となってたるみを加速する原因にもなります。

できれば早期に毛穴の開きとなる原因を知り、これ以上毛穴が開かないように予防していただくのが良策でしょう。

今回は、毛穴の開きの原因と予防、対策をご紹介したいと思います。

毛穴の開きが起こる原因

毛穴は、肌の奥から伸びる体毛を包む毛包管が、肌表面で開いたものです。

毛穴は、皮脂を分泌する皮脂腺の出口のようなものです。顔は特に毛穴の数が多く、毛包管も皮脂腺も大きいのが特徴で、ただでさえ目立ちやすいのですが、では、なぜ毛穴はさらに開いていってしまうのでしょうか?

①皮脂の過剰分泌

女性の皮脂の分泌量は思春期から急激に増え始め、30代まで増える傾向にあります。30代以降は50代に向かって急激に減少していきます。

いっぽう水分量は生まれたばかりの頃がピークで、年齢を経るごとに徐々に減っていきます。

また、思春期の身体の変化のほかに、気温の上昇や偏った食生活などの要因が重なって皮脂の分泌量が過剰になることもあります。また、皮脂は本来、汗と混ざり合って保護膜のように肌の乾燥を防いでくれるものですが過剰に分泌されると、ベタつきやニキビなど、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。

毛穴周りに起こる肌トラブルによって、肌のターンオーバーサイクルが乱れると、開いた毛穴が元に戻ろうとする修復力が弱まり、毛穴が徐々に開いていってしまいます。

②汚れの蓄積

皮脂は体温調節や塩分排泄補助を行う汗とは違い、乾燥、ほこりや細菌といった外部からやってくる敵から肌を保護する役割があり、クリームのような状態に近いものです。

この皮脂が大気中のホコリや雑菌、古い角質や落としきれなかったファンデーションなどと混ざり毛穴に詰まることによって毛穴の出口が押し広げられてしまいます。

毛穴の汚れを日々しっかり落としきれていれば問題ないのですが、少しでも残っていると毛穴には徐々に汚れが蓄積されていきます。お肌には皮脂と共に毛穴の汚れを押し出す作用がありますが、年齢を経るごとにその汚れを押し出すお肌の力が弱まるため、毛穴に汚れが詰まったまま開きっぱなしになり、色素沈着などでより毛穴が目立つようになります。

③肌の乾燥

肌のいちばん表面にある角質層から水分が失われると、紫外線などの外的ストレスや刺激から肌を守る「バリア機能」が低下してしまいます。すると肌はバリア機能を整えるために、皮脂を過剰に分泌させて毛穴も開いてきます。

お肌の内側が乾燥(インナードライ)していても表面的にはベタついているという状況も起こりえます。①のように、皮脂の過剰分泌はお肌のコンディションを乱しトラブルを引き起こしたり毛穴を開かせる原因となります。

また、水分が不足したお肌はターンオーバーが正常に機能しなかったり、前途のように「バリア機能」も衰えている状態ですから、皮脂分泌が過剰に促されない場合でもお肌の新陳代謝が滞り、毛穴周辺の細胞がくすんだり広がったりして老化していきます。

④肌のたるみ

本来は丸い形をしている毛穴ですが、肌がたるんでしまうと毛穴がタテに伸びて繋がり、大きく目立つようになります。これを「帯状毛穴」と呼び、この状態になるまで放置してしまうと、セルフケアではなかなか改善が難しくなります。

たるみが発生している皮膚は、そもそもお肌の弾力やハリを保つエラスチンや、内側からの潤いを保持しプルプルに保つコラーゲン組織が衰えている状態ですので、毛穴周辺の皮膚も同様に老化が進行して、一度開いた毛穴が元に戻りにくくなっています。

たるみにともなう毛穴の開きは、しずくのような形が特徴です。

③老化による皮脂の変化

皮脂はおもに脂肪酸で構成されており、大まかに不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の2種類で構成されています。

不飽和脂肪酸は常温では液体でサラサラとしています。いっぽう、飽和脂肪酸は常温でドロドロとした固体に近い皮脂です。この不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸がバランスよく混じり合い分泌されることで、うるおいがお肌全体へ広がりつつ表面に留まることができます。

ところが、年齢を経るにしたがってこの皮脂バランスが崩れ、ドロドロとした飽和脂肪酸の割合が増えていってしまう傾向にあります。

加齢とともに飽和脂肪酸の割合が増えていくのは男女共通ですが、男性は分泌量が女性より多くテカテカしたツヤになります。女性は皮脂量自体が減少していきますので、お顔全体に潤いが行き渡らず皮脂による保護膜のムラができて、乾燥したり外界の刺激からうまく肌を守れなくなったりします。

結果、②〜④が複合的に起こり、毛穴が目立って見えたり、開ききったまま戻らない状態になります。

毛穴の断面 開いた毛穴

特に毛穴の開きが目立つ部位

続いて、毛穴の開きが気になりやすい部位をご紹介します。
部位によって対策も異なりますので、ご自身でその兆候が無いかチェックしてみましょう。

■頬

頬の毛穴の開きは、老化の進行による皮下組織のコラーゲンやエラスチンの減少、新陳代謝の衰えによる「たるみ毛穴」がほとんどです。

肌の弾力が失われて垂れ下がると毛穴が引っ張られて縦長に見え、その毛穴どうしが繋がって見える状態を「帯状毛穴」と呼びます。

■鼻

鼻の毛穴開きの主な原因は過剰な皮脂分泌や、それに伴う毛穴汚れの蓄積です。古い角層や老廃物、ホコリ、落とし残したメイクなどと皮脂が混ざり、「角栓」になってしまうこともあります。鼻は顔のパーツの中で中心に位置し突出しているうえに、おでこと同様に皮脂腺も集中しているので皮脂の分泌が盛んで、最も毛穴の開きが気になりやすい部位です。

■眉間

眉間も皮脂による毛穴開きが起こりやすい部位です。また、眉間にシワを寄せる癖のある人も多く、シワができやすい部位です。

おでこと鼻を結ぶ、いわゆる「Tゾーン」の中心部分ですから、皮脂の分泌量も多く毛穴の開きが目立つ部位です。

■おでこ

おでこは、皮脂の分泌が活発なため、毛穴が開きやすい場所です。さらに、眉間と同様にシワができやすい部位でもあります。

また、紫外線などのダメージで気づかないうちに老化が進行し、毛穴が目立ってきてしまう場合も多いようです。

毛穴の開きを予防するには

毛穴の開きには様々な原因が絡んでいることがお分かりいただけたかと思いますが、実際にはどのように予防していくことができるでしょうか?

具体的なステップをご紹介いたします。

①まずはしっかりと汚れを落とす

角栓や毛穴周りの色素沈着などの原因となるメイク汚れや古い角質、皮脂を日々しっかりとオフすることが大切です。古い角質の主成分はたんぱく質なので、このたんぱく質を分解してしっかり落とすには「酵素入り洗顔料」を使うと良いでしょう。

②ターンオーバーを促す

お肌のターンオーバーを正常に保つために大切なのが角質のケアです。お肌への物理的刺激によって古い角質を落とすのは危険ですが、角質を柔らかくして優しくオフできるもの、お肌の潤いをじゅうぶんに与えて、肌の代謝を活性化する作用のあるスキンケアであれば、お肌のターンオーバーを促し、コンディションを整えて毛穴が詰まりにくい状態にしてくれます。

③皮脂の過剰な分泌を抑える

ビタミンC誘導体は毛穴の詰まりや開き、黒ずみの原因になる皮脂分泌をコントロールする作用があります。ビタミンC誘導体を高濃度で配合したスキンケアを使うとお肌の皮脂バランスが整い、健康的なお肌の状態が保たれます。また、経口でもビタミンB郡を摂り入れることで、同じように皮脂の分泌を調整する働きが期待できます。身体の内側からも外側からも、可能な範囲で対策をしましょう。

④水分を与える

過剰な皮脂分泌は、お肌内部の潤い不足(インナードライ)から起こる場合も多いです。化粧水や乳液でいくら保湿してもすぐ乾燥してしまうという方でも、「セラミド」が配合された化粧品によるスキンケアなら、長時間お肌に潤いを保つことができます。

水分がじゅうぶんに与えられたお肌は、健康的な状態になり、本来のバリア機能を保つことができます。

⑤食事に気をつける

脂質の多い食事を続けていると、どんなに外側からスキンケアをしていても無駄になってしまうかもしれません。脂質を摂り過ぎると、皮脂分泌量が過剰になってしまうからです。

また、糖は代謝に多くのビタミンB群を使用するので、糖質を摂りすぎると皮脂分泌コントロールに必要なビタミンB群が回らなくなってしまいます。皮脂分泌を増やさないためには、糖質の摂り過ぎに注意する他、体内の中性脂肪を減らしビタミンB群をはじめとするビタミン類やミネラルをしっかり食事から摂ることが必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

老化とともに、お肌には様々なお悩みが発生します。「毛穴の開き」は誰もが気になるお悩みのひとつだと思いますが、シミやシワなどに比べて早期に発見しやすい症状でもあります。

一度開いてしまった毛穴は、改善したり目立たなくなるまで回復するのに時間がかかりますので、深刻な状態になる前に予防して新たな原因を作らないようにしましょう。毛穴の目立たないスムーズなツルツルお肌はそれだけで美しい印象を与えます。

日々の美肌ケアのために、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

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