秋のむくみを放置してしまうと…?

秋は、朝晩が急に肌寒くなってくるのに、日中は相変わらず汗ばむといったように、1日のなかで気温差が激しい時期です。

乾燥も増すので喉が渇き、夏と変わらない量の水分摂取をしつつも、夜はグッと冷え込んだりして、むくみが起こりやすい条件が揃っています。

特に女性はむくみやすくなっているのですが、その変化にお気づきでしょうか?

今回は秋に起こりやすい「むくみ」、その原因と対処法についてご紹介します。

むくんでいるとは、どういう状態?

むくんでいるとは、身体に余分な水分や老廃物がたまっている状態です。

心臓から送り出された血液が動脈を通り体の末端に張り巡らされている毛細血管まで到達すると、血管の壁から栄養素や酸素が水分と共に細胞に染み出します。同時に、細胞から二酸化炭素や老廃物を受け取り、静脈やリンパ管を通って心臓に戻り、また心臓から血液を送り出すという循環を行っています。

体内を流れている血液は、このように身体に必要な栄養素や酸素などを隅々まで届けたり、二酸化炭素や老廃物など不要な物質を細胞から受け取り排出するため、回収して運ぶ役割をしています。

ところが、浸透圧を変化させる何らかの原因によって、血管から染み出る水分量と血管に回収される際の水分量が不均等になると、水分や老廃物が皮膚の下に余分に残ってしまい、皮下組織が腫れたように膨張している状態を「むくんでいる状態」といいます。

秋にむくみが起こりやすい理由

むくみが起きやすいのは極寒の冬だと思われがちですが、実はそうではありません。

実は、夏から秋にかけてが一番むくみに注意の必要な季節なのです。

なぜかと言うと、夏には大量に汗をかくため、体内の塩分(ナトリウム)が汗と一緒に排出されますが、その汗によって過剰にナトリウムが失われると、むくみの原因となります。

塩分の取り過ぎはむくみを引き起こすと思われがちですが、適量の塩分摂取は体内の浸透圧を正常にして、逆にむくみを防いでくれます。

夏に塩分を摂取せずに水分ばかり取ってしまうと、発汗によって体内のナトリウムが減り、体内の電解質のバランスが崩れ、むくんでしまうのです。

さらに秋になると、まだ日中は暑いうえに大気が乾燥してくるため、夏と同じように喉が乾いて身体が水分を求めます。しかし、朝晩は気温が下がることが多く、手足が冷え末端部の血行を悪くします。そして、夏よりも余計に手足がむくみやすくなってしまうのです。

ですから秋は特に、むくみに注意が必要です。

むくみを放置するとどうなる!?

むくみをそのまま放置していると、体内に不要な水分や老廃物が溜まって代謝が滞ったり、血流が悪化するため、余計にむくみやすい身体になり、場所によってはセルライトができたり、痩せにくく脂肪が蓄積しやすい身体になってしまいます。

また、体内に溜まった老廃物と脂肪細胞が結びついて肥大化したセルライトは、一度できてしまうとなかなか解消することができない厄介なものです。

脂肪は筋肉のように熱を発しないため、冷え性を悪化させます。

ですから「女性はむくむもの」「むくみやすい体質」と軽く考えて放っておくのは危険です。むくみが感じられたら、即対策をとるのをおすすめします。

まれに下肢静脈瘤や心臓や肝臓、腎臓などの機能障害や重大な病気が隠れていることもありますから、ひどいむくみが続くようなら早めに医療機関へ相談しましょう。

秋のむくみに有効な対策

むくみは、「水分の取り過ぎ」「塩分・糖分の過剰摂取」「冷え」「寝不足」「運動不足」「ストレス」などが原因となります。むくみにつながる生活習慣を見直し、むくみにくい体質へ改善できるよう積極的に対策することが大切です。

簡単にご紹介しますので、ご自身でできるところから対策してみましょう。

●自律神経のバランスを整える

自律神経は、血流や体調の維持に大きく関わっています。むくみ改善には自律神経のバランスを整える必要があります。

秋の気候の急激な変化や職場などでの外的ストレス、睡眠不足、不規則な生活は、交感神経を過剰に働き続けさせてしまうため、自律神経のバランスを崩しやすいのです。

日々の生活を見直し、リラックスできる時間を積極的に取ったり、適度な運動やストレッチを行ったり、十分な睡眠をとるなど、健康的で規則正しい生活習慣を心がけましょう。

●適度な運動をする

末端の血流をよくするためには筋肉を動かすことが有効的です。特に足の筋肉は、「第二の心臓」と言われ、血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。

下肢、とりわけ脹脛の筋力が低下すると血液の流れが停滞し、むくみやすくなります。

かかとの上げ下げ、足首の曲げ伸ばしなど、軽い運動を行うだけでも足の筋ポンプ能力を高め、むくみの改善につながります。

さらなる筋力アップと血行促進を目指す方は、有酸素運動が効果的です。ハードな運動は必要ありません。お散歩やウォーキング、ストレッチなど毎日続けられる軽い運動を取り入れましょう。

●食事の内容に注意する

むくみ解消に効果的な食べ物があります。バランスのいい食事を基本に、代謝を高めたり、老廃物や不要な水分を排出するサポートの役割を持つ栄養素を取り入れてみましょう。

「カリウム」は体内の塩分を整え、過剰な場合は塩分を排出するよう促します。アボカド、バナナ、メロン、里芋、麺類、ほうれん草、パセリ、大豆、海藻類、ナッツ類、黒糖などに多く含まれています。

また「クエン酸」は、脂肪の代謝を高め、老廃物を分解し排出する働きがあります。レモン、グレープフルーツなどの柑橘類、トマトなどに多く含まれています。

「ビタミンE」は、体内のナトリウムの排出を促します。アーモンドなどナッツ類や、モロヘイヤ、カボチャ、アボカドなどに多く含まれています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

むくみは単純に、お酒の飲み過ぎや、長時間の同じ姿勢でいることで起こることは有名ですが、秋に最もむくみやすいというのは、意識しないとなかなか気づけないことかもしれません。

知らないうちにむくんでいるのに気づかず放置してしまうと、よりむくみやすくなるばかりか、太りやすいく、冷えやすい体質になり、負のスパイラルが起こりがちです。

早めに気づいて対策を取ることで、美しく健康的な身体を維持することができます。

ぜひこの機会に、今回ご紹介した「むくみに有効な対策」を実践してみてください。

ちょっとした不調が解消されたり、気持ちも前向きになるなど、嬉しい変化があらわれるかもしれせんよ。

 

 

 

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