環境にやさしい無添加石けんでしっかり手洗い&ウイルス対策!

みなさんは、日常でのウイルス対策をどのように行なっていますか?

マスクやアルコール除菌による対策はもちろんですが、お家の中での手洗いによる対策に着目したことはありますか?
昨今のコロナウィルス拡大の影響で、日常生活の中でこまめにしっかり手洗いをする機会がさらに増えたのではないでしょうか?除菌目的での手洗いはとても有効です。

今回は、環境にもお肌にも優しい無添加石けんの素晴らしさとその見分け方、手洗いによる感染予防の効果についてご紹介いたします。

 

石けんと合成洗剤の違い

石けんと合成洗剤の違いは何でしょうか?
ドラッグストアやスーパーなどでは、どの洗浄剤も同じように並んでいますので、ぱっと見では見分けがつきません。

ところが、実は石けんと合成洗剤は、そもそも、原料・製法・成分 などが異なる、まったくの別物です。石けんは、天然油脂もしくは脂肪酸から作られますが、合成洗剤は石油や天然油脂から作られます。

●石けんの起源

石けんの起源は約1万年前と言われています。
人間が火を使いはじめ獣肉を焼いて食べるようになった際に、獣肉から発生する油脂と木の灰が反応した土に汚れを落とす作用があると発見します。これが石けんのはじまりと言われています。
天然素材だけを使った昔ながらの製法で石けんは生成されます。長い歴史のなかで、石けんはその製法を変えることなく、人や環境へのやさしさを保ち続けています。

●合成洗剤の起源

第一次世界大戦中に石けんの原料である油脂が欠乏したドイツは、石油を原料とした合成洗剤を開発しました。日本では、1937年(昭和12年)にウール用中性洗剤として初めて市販されました。第二次世界大戦後には、アメリカの石油資本の生産増大、電気洗濯機の普及、アメリカ及びヨーロッパの硬水地区における石けんカスの発生が無いメリットなどから、洗浄剤の主流は急速に合成洗剤へとなっていきました。
アメリカでは1952年、日本では1963年に合成洗剤の使用量が石けんを上回りました。日本での合成洗剤が本格的に使用されてからは60年とまだ歴史が浅いです。

●石けんの成分

石けんは「石けん素地」や「カリ石ケン素地」、もしくは「純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)」という成分でできています。成分表示には、必ず『石けん』という文字が記載されています。

●合成洗剤の成分

合成洗剤は化学合成で生成された「合成界面活性剤」が成分となります。合成洗剤の場合は品名に「合成洗剤」と表記があります。
化粧品系商品(シャンプー・ボディソープ・ハンドソープ等)には品質表示の記載が無いですが、成分を見て『石けん』という文字がなければ合成洗剤です。

環境にやさしくお肌にも優しい石けん

合成洗剤の製造では、大規模な製造施設においてまず石油からアルキルベンゼン・アルファオレフィン・高級アルコールといった合成界面活性剤原料を取り出し、それに硫酸化(スルホン化)や中和といった複雑な化学合成を経て合成界面活性剤を造成してからビルダー(助剤)を添加する必要があります。この時点で、合成洗剤は「無添加」では無いことがわかります。

最近では「植物由来」「天然系素材100%」などの表記で、天然油脂を原料にした合成洗剤が多く出回っていますが、それらも石油由来の合成洗剤と同様に複雑な化学合成を繰り返して製造されており、最終的には自然界には存在しない合成界面活性剤が主成分となっています。

石けんは、天然油脂(もしくは天然油脂が元の脂肪酸)を原料に、「ケン化法」もしくは「中和法」という製法で作られます。天然油脂などの原料を苛性ソーダ・苛性カリと反応させることにより、石けんが出来上がります。

「ケン化法」では、天然油脂にある保湿成分(グリセリン)が石けんに残るため、特にお肌に優しい石けんです。天然のグリセリンはしっとりとつっぱり感のない洗い上がりです。汚れ落ちもよく、有害な化学物質を含まないので衣類洗濯や浴用、食器洗いにも最適な高品質の石けんが出来上がります。それぞれの製法は次の通りです。

●ケン化法

わずか4~5時間で出来る中和法と違い、1週間もの時間をかけて熟成させる昔ながらの製法です。良質の天然油脂(脂肪酸とグリセリンが結合している状態の油脂)をケン化釜で炊きつつ苛性ソーダを少しずつ加え、ゆっく りと反応させていきます。

見た目、音やにおい、味や手ざわりを確認しながら五感をフルに働かせて、石けんの微妙な変化を調整していく熟練の職人技が必要です。

●中和法

「中和法」は一般的な石けんの製法で、脂肪酸と苛性ソーダ(液体は苛性カリ)を反応させる方法です。短時間で石けんを作ることができ、大量生産に向いています。中和法で作られた石けんは、油脂の代わりに脂肪酸を用いるため、保湿成分(グリセリン)は含まれていません。そこで様々な保湿成分などが添加されます。

 

短期間で生体分解される石けんの成分

洗浄剤に使用されている合成界面活性剤は約2000種類も存在しています。
前途の通り、合成洗剤の使用された歴史はまだ浅いでのですが、ほとんどの家庭ではこの合成洗剤が生活必需品となっており、日常的に排水とともに下水に流され浄化処理されています。

いっぽう石けんは、排水として海や川に垂れ流したとしても、短期間で大部分が水と二酸化炭素に生分解されます。残りの物質は石けんカスとなって環境中に流れますが、それも微生物や魚のエサとなり分解されます。

製造に時間がかかり大量生産できないというだけで、無添加石けんは生活の表舞台から消えつつあります。しかし、無添加石けんは生分解性に優れ、環境にも人にもやさしい優秀な洗浄剤なのです。

無添加石けんで感染予防はできる?

コロナウイルスの感染予防には、こまめな手洗いが有効と言われています。
除菌効果のあるハンドソープやアルコール消毒などが主流で出回っていますが、消毒用アルコールがなかなか手に入らない状況も一時的に発生しました。

また、外出先での頻繁なアルコール消毒や、度重なる手洗いで手荒れを経験している方も多いのではないでしょうか?

そんなときにお勧めなのが「無添加石けん」です。特に「けん化法」で製造された石けんは泡立ちが良いうえに、石けんの主原料となっている保湿成分(グリセリン)が残っているため、手荒れが少なく非常にお肌に優しい洗浄成分のみでできています。

手からのウイルス感染を減らすためには、アルコールや化学薬品などによる「殺菌」が有効とされていますが、手洗いによる「除菌」も非常に大切だと考えられています。感染症対策というと「殺菌消毒」に躍起になる方が多いですが、一般的によく用いられる殺菌剤にこだわらなくても、昔ながらの殺菌法や除菌でじゅうぶんな対策が可能です。

菌やウイルスは、「洗い流して身体から取り除く」ことが感染の機会を最も強力に減らすことになります。CDC(米国疾病対策予防センター)の発表によると、ごく普通の石鹸でさっと洗うだけでウイルスの感染を抑えられるそうです。

手のすみずみまでていねいにこすり洗いしたり爪ブラシを使ったりすれば、効果はさらに高まります。最後に手を拭く際には、タオルの共用を避け、ペーパータオルなどを使用するとより清潔で良いでしょう。

石けんでの手洗いは誰でも簡単にできる、基本の感染症予防策です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ウィルス対策が騒がれると、アルコール除菌や薬品による殺菌が最も有効であるかのような報道がなされ、ドラッグストアではそういった生活用品が一時品切れ状態にもなりましたね。
しかし、実は昔からある石けんでしっかり手洗いを行い、菌やウィルスを洗い流すことでもじゅうぶんに有効で、確実な対策が可能であることがわかりました。

中でも「ケン化法」で作られた石けんは、お肌にも優しい原料そのままの保湿成分が残っています。地球環境にもヒトにも優しい無添加石けんでしっかり手洗いを行えば、問題なくウイルス対策ができるのです。

少しでも、みなさまのウイルス対策の参考になりましたら幸いです。

 

 

 

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