睡眠がもたらす美肌効果

皆さんは、寝るのが好きですか?

最近では忙しい人が多く、寝る時間がもったいないと感じたり、寝るのがこわいという人もいるそうです。
朝方・夜型、ショートスリーパー・ロングスリーパーなど、寝るのに適した時間帯や睡眠時間の長さは人それぞれですが、人は眠らないと身体を健康に保つことができません。

昔から「寝る子は育つ」と言われているように、寝るということには、どうやら人の成長に関わる大きな秘密が隠されているようですね。

今回は睡眠が育む美しいお肌の秘密=睡眠がもたらす美肌効果について、ご紹介したいと思います。

人は眠らないとどうなるの?

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠の2種類の睡眠を繰り返すことで、「脳を休める」「身体の機能を回復する」「脳の機能を回復する」という大切な役割を担ってます。

特に、ノンレム睡眠中に分泌される成長ホルモンは、子ども時代には身体をつくり成長を促します。大人になった後も身体の細胞を修復したり再生する役割があるほか、体内で免疫や抵抗力を高める物質を生成する働きがあります。

睡眠不足が続くと、この成長ホルモンの分泌がされにくくなり、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなったり、肌荒れや不調があらわれます。
さらにレム睡眠時には「脳の情報整理」がおこなわれるため、睡眠が取れないと認知能力や記憶力にも支障をきたします。

不眠での世界記録は264時間12分(約11日間)、記録保持者はアメリカの17歳の少年でギネスブックにも載っています。
彼は眠らないことで次第にイライラしはじめ、指が震えたり幻覚を見るようになったと言います。

人間の大脳は多くのエネルギーを消費する器官で、重さは身体全体の2%ですが、エネルギー消費量は全体の20%にもなります。
眠らないと脳を休息させたり、修復し回復させることができないので、脳の細胞がダメージを受け、脳をじゅうぶんに働かすことができなくなります。

質の良い睡眠こそ美肌への近道!

睡眠は美肌のために重要なものである前に、そもそも人間が健康に生きていくために必要不可欠なものです。
ですから、美肌云々以前に健やかな身体を維持するために、自分にとって最適な睡眠時間を確保することはとても大切です。

1日24時間のうち1/4〜1/3を占める睡眠ですから、ただ生命活動のためだけに寝るのではなく、インナーケアや美容にとってより効果的な時間にしたいですよね。では、美肌に良い睡眠とはどのような睡眠でしょうか?

●適切な睡眠量と睡眠サイクル

良い眠りとは「量」と「質」の両方が適切に確保された眠りのことです。量=睡眠時間、質=熟睡感です。そして、寝る時間帯も、日によってバラバラではなく、なるべく決まったリズムで午前0時までには就寝するのが理想です。

なぜなら、人には体内時計と言われる一定のリズムがあり、日中にハイパフォーマンスを発揮するためには、起きる時刻と眠くなる時間帯をほぼ一定にし、起きてから太陽の光を浴びることで眠気を覚まし体内時計をリセットする必要があるからです。これは約一万人を統計したある調査からもわかっている事実です。

そして、朝型か夜型か(クロノタイプ)、ショートスリーパーかロングスリーパーかも個人差が大きいため、自分にとって最適な睡眠量や睡眠サイクルを把握し、継続して維持することが質の良い催眠へと繋がります。

●入眠から3時間はゴールデンタイム

睡眠の質を上げるには、寝始めの3時間をいかに深い眠りに導くかが鍵となります。

それは、美肌に大きく関わる「成長ホルモン」が1日の総分泌量のうち約70%が睡眠中、とくに寝始めの3時間に集中して分泌されるからです。

寝始めの3時間以内に途中で目が覚めたり、布団に入らずうっかりうたた寝をしてしまったり、眠りが浅くて熟睡できない環境だったりすると、成長ホルモンの分泌が妨げられてしまい、せっかくの美肌を育む機会であるゴールデンタイムが途切れてしまいます。

ですから、寝る直前までスマホを見たり、考え事をして神経を遣っていたり、食事を摂る時間が遅くて胃がまだ活発に動いている状態だと、入眠からの3時間に、深い眠りを得られません。
就寝時間前には、リラックスした状態で快適な睡眠環境に入れるよう、意識して整えていきましょう。

●日中の過ごし方も影響する

より良い睡眠を得るためには、「衣・食・住」を整えたり、日中の過ごし方から見直すことも大切です。寝具、パジャマ、食事など、現在の状況はいかがですか?改善できることがあれば、少しずつ快適なものに変えていきましょう。

特に食事は、内側から健康的な身体やお肌を作るための基礎となります。暴飲暴食はもちろんNGですが、日々の食材や栄養バランスをよりバランスのとれた質の良いものへと見直すことで、内側からも美肌ケアができます。

また、目が覚めたと同時に太陽の光を5~10分間浴びると、睡眠時に分泌されていたメラトニンの分泌スイッチがオフになり、そこから約16時間後に眠気が訪れるよう体内のリズムがリセットされます。これで、夜になると自然に眠気が訪れ、深い催眠に誘われるようになります。

睡眠中に働く2つの美肌ホルモン

美容のために睡眠が大切だというのには根拠があります。それは、先にも述べたように睡眠中には、お肌を健康に若々しく保つために欠かせない「2つの美肌ホルモン」が分泌されるからです。

特に入眠後3時間のあいだに分泌されるといわれる「成長ホルモン」は、新陳代謝を促し、日中に浴びた紫外線や外界からのストレス等のダメージを修復してくれる作用があります。

また「睡眠ホルモン」といわれているメラトニンは、この「成長ホルモン」の分泌を促す役割があり、夜間〜睡眠中に最も多く分泌されます。
メラトニンは神経伝達物質のセロトニンが原材料になっており、日中に太陽の光に当たり運動することでセロトニンが作られるため、まずは、セロトニンを増やし、かつ夜間に分泌されるメラトニンを減らさないことが重要になります。

セロトニンは「幸せホルモン」とも言われ、幸福感を与える効果の他、女性ホルモンのバランスを安定させたり、肌にハリやツヤを与える効果もあり、アンチエイジングには欠かせないホルモンです。
また、メラトニンにも強力な抗酸化の作用があり、お肌のエイジングケアだけでなく、老化防止やガンの予防などにも重要なホルモンです。

このように、質の良い睡眠から得られる美肌効果はとても大きく、いくら外的な美容ケアをしていても、内側からの美容成分であるこれらのホルモン分泌が不足すると、お肌の健康を維持するのは難しくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

質の良い睡眠を心がけるだけで、心身ともに健康的な生活を送れるだけでなく、日中のパフォーマンスまでよくなり美肌まで手に入るのですから、対策しない手はありませんね。

いっぽう、睡眠不足は美肌から遠のくだけでなく、便秘や食欲増加、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、精神不安定などさまざまな弊害をもたらします。

睡眠時間をエステタイムにするためには、自分に最適な睡眠量と睡眠時間、睡眠サイクルを把握し質の良い睡眠を確保することと、眠り始めの3時間はぐっすり眠るのが最大のコツです。

高い美容代はかかりません。睡眠を見直すだけでいいのです。これほどコスパの良い美容法はありませんから、ぜひ取り組んでみてください。

 

 

 

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