インナーケアで免疫力を高めて花粉症から解放されよう!

極寒の寒い冬の峠を越し、三寒四温の暖かい季節の訪れを徐々に感じ始めると、寒さに苦手な人は嬉しい反面、花粉症に毎年悩まされている人にとっては、非常に憂鬱な季節でもありますよね。

今回は、花粉症が起こりやすい人の傾向やその原因、花粉症をなるべく軽減するための様々な対策をご紹介します。

花粉症がひどく医学的な対処が必要な人も、民間療法や生活の知恵として参考にしてみてください。

花粉症とは?

花粉症とは花粉に対するアレルギー反応のことで、花粉症(季節性アレルギー)の場合、様々な花粉に含まれる物質がアレルゲンとなって、アレルギー性鼻炎や目の痒み、粘膜の炎症などの症状を引き起こす症状のことをいいます。

アレルギーとは、ご存知の通り「ある特定の物質に対して過敏に体が反応すること」ですが、アレルギーの原因となる物質を“アレルゲン(抗原)”と呼びます。

アレルギー性鼻炎や目の痒みは、粘膜に付着するスギ・ヒノキ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水や目の痒み等の症状が引き起こされます。アレルゲンが鼻腔内の粘膜や目の粘膜に触れると、リンパ球でIgE抗体がたくさん作られます。たくさん作られたIgE抗体はマスト(肥満)細胞と結合します。

空中に浮遊する花粉が再び体内に侵入するとIgE抗体と結合します。するとマスト(肥満)細胞からヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、PAFなどのアレルギー誘発物質がが放出され鼻や眼などが刺激されます。

その結果、鼻水・くしゃみ・鼻詰まり・目の痒み・目の充血等のアレルギー反応が引き起こされます。これが花粉症と呼ばれる症状の起こるメカニズムです。

最近ではスギ花粉のほか、ハウスダストやペット、ブタクサなどが原因のアレルギー性鼻炎を併発したり、複数の花粉に反応する花粉症など、ほぼ一年中アレルギー症状に悩まされているという人も少なくありません。

花粉症が起こりやすい人とは?

花粉症は、ある時に突然発症し、60歳以前に自然に治ることはほとんど無いと言われています。毎年、花粉症にかかる人が増えるので、花粉症人口は増え続け今や日本の1割〜2割の人が花粉症というデータもあるほどです。

ところが、医療機関を受診してまで治療をしている人はそれほど多くありません。もう諦めるしかないと考えている人も多いからでしょうか?

実は、生活習慣や食事の内容などで、かなり症状を軽くできるという説もあります。

花粉症は、なぜ花粉症になるのかの確かな理由はわかっておらず、戦後各地に次々と植林されたスギが成長し、花粉が大量に飛散するようになったことも一因のようですが、それだけが原因ではないようです。

自動車の排気ガスや工場の排出する化学物質などによる大気汚染、乳製品や卵・たんぱく質の過剰摂取によりアレルギー反応が起きやすくなっている可能性のほか、都市型の生活習慣によるストレス増加の傾向などが考えられています。

同じように生活していても、花粉症になる人とならない人がいます。遺伝による体質的なこと、つまり生まれつきアレルギー反応を起こしやすい体質の人は、花粉症にもなりやすいと考えられますし、長期間にわたって花粉の影響を受け続ける環境で育ったり、空気の悪い環境で長年生活している人は、目や鼻の粘膜が過敏になり、花粉症にかかりやすくなります。また、過度な精神的ストレスがアレルギーを発症する引き金になることも考えられます。

花粉症の重症化を避けるためには?

花粉症が重症化すると、その症状自体が大きなストレスとなり、精神的にも身体的にも負のサイクルを引き起こします。中には日常生活さえままならなくなるほど、ひどい症状を訴える人もいます。

重症度を左右するのは、花粉(アレルゲン)の量、体内にできているIgE抗体の量、また粘膜の過敏性に左右されます。既に風邪や他のアレルゲンによって粘膜がより過敏になっていれば、花粉の量が少なくても症状が強く出ます。

粘膜の過敏性は、花粉がごく少量しか飛散していない時期(花粉症の自覚症状が現れる前)から進行し始めています。やがて粘膜過敏性が進み、あるレベルに達すると花粉症の典型的な症状を自覚することになります。

症状が現れる前に治療を始めることで粘膜の過敏性が抑えられ、本格的な花粉シーズンを迎えてからの症状の悪化を抑えることができます。逆に一度症状が現れてしまうと、粘膜が既に過敏になったり炎症を起こしているため、治療に時間がかかり重症化しやすい傾向があります。

また、寝不足の日は花粉症の症状がひどくなります。一旦症状が出てしまうと、重症化して眠れないという人もいますが、アレルギー気質の方は日頃から良質な睡眠をたっぷり取る必要があります。

さらには、心理的ストレスがアレルギーの発症や経過に影響を及ぼすことや、疲労や飲酒などによる体調悪化が症状を重症化させることがわかっています。

なるべくイライラすることや困難な課題を抱えずに、その日のうちにストレス発散や疲労解消ができるように、心身にゆとりのある規則正しい生活と睡眠を心がけるのが重症化しないための対策となります。

花粉症と免疫力の関係

花粉症もほかの病気と同じように、身体の免疫力を整えて正常に作用させることが大切です。人の免疫システムはそれぞれの免疫細胞がバランスよく働くことで個別の免疫機能が正常に作用します。何らかの細胞が一部でも機能不全になると、免疫システム全体に影響が出ます。

花粉症シーズンは季節の変わり目にあたり、自律神経のバランスや体調を崩しやすいタイミングと重なります。免疫システム全体が影響を受け、アレルギー症状も悪化しやすい状態なのです。

免疫力を高めるには、日頃の生活習慣に加え、食事やメンタル面でのインナーケアが有効です。免疫力が高まると病原菌やウイルスなどの外的なダメージやストレスから身体を守り、症状を軽減することができます。

一度出てしまった症状を抑えることはできませんが、免疫力を高めることで免疫システムが整い、体調が良好な状態を維持することができます。

花粉症に有効なインナーケア

アレルギー反応は、アレルゲンに身体が過剰に反応してしまうことでマスト(肥満)細胞がヒスタミンなどの化学物質を放出し、くしゃみや鼻水、目の痒み、咳、蕁麻疹などのアレルギー反応を引き起こします。

この反応の鍵を握っているのが免疫力で、免疫力アップに欠かせないのは、食事による腸内環境の改善と活性酸素の抑制です。

これらに有効に働く栄養素は以下になります。

【乳酸菌・納豆菌・ビフィズス菌】

免疫機能をつかさどる免疫細胞の約60%は腸に存在していると言われ、腸の環境を整えることが正常な免疫機能の活動につながります。乳酸菌・納豆菌・ビフィズス菌は腸内環境を整えるほか、複数の免疫細胞のバランスを整える作用があります。

これらの菌を多く含む食品として、ヨーグルトやチーズ、納豆、味噌、キムチ、醤油、お酢、ぬか漬けなどの発酵食品が挙げられます。

また、ビフィズス菌は、オリゴ糖をエサにして増えるので、大豆やゴボウ、アスパラガス、タマネギ、トウモロコシ、にんにく、バナナなど、オリゴ糖を多く含む食材をとると尚良いです。

【食物繊維】

食物繊維は、先にあげた腸内細菌(乳酸菌などの善玉菌)のエサとなり善玉菌の増加を促してくれます。善玉菌の増加は、アレルゲンとなる花粉の吸収を抑えるIgA抗体を増やしてくれるため、花粉症の症状を抑えることにつながります。

食物繊維を豊富に含む食品は、野菜や海藻、きのこ、玄米や全粒小麦のパン、蕎麦などの穀類、豆類、竹の子、切り干し大根、芋類、きくらげ、ニンニク、唐辛子などです。

【ビタミン類】

活性酸素は、アレルギーと運動の炎症によって発生し、過剰に発生すると健康な細胞まで傷つけてしまいます。さらにアレルギーによって炎症が起こると、活性酸素が大量発生し、症状悪化の原因になるともいわれています。

活性酸素の過剰発生を抑えるには、抗酸化作用のあるビタミンエース(A・C・E)が有効です。

ビタミンA・C・E(エース)を豊富に含む食品としては以下のものがあげられます。

ビタミンA:緑黄色野菜・動物性食品(豚肉、鶏肉、レバー、ウナギ、卵など)

ビタミンC:野菜(赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー)・果物(レモン、キウイ)・イモ類

ビタミンE:緑黄色野菜・アボカド・ごま・ナッツ類

まとめ

花粉症は仕事のパフォーマンスを下げるだけでなく、良質な睡眠の妨げや精神的なストレスにもなります。さらには、化粧崩れや肌荒れを起こしやすく、美容の面でも悩ましいものです。症状があらわれてから対策するのでは、なかなか改善が難しいのも特徴です。

日頃からストレスや疲労を溜めない生活を送るとともに、免疫システムを正常に働かせるためのケアを習慣にしてしまいましょう。

そうすれば、免疫機能が整い、アレルギー傾向のある体質も徐々に改善されていくかもしれません。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

 

 

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